ちょっと昔話
学生の頃ポリクリは最初は頑張ってたけど途中からだらけだした。
外科とは朝9時に集合、朝10時30分自主解散とか。
色々原因はあって、その中に自分の惰性があったことは否定しないけど、でもそれだけじゃなかった。
待たなくちゃいけないこと。
誰かのスケジュールに自分が待たされる。もちろん自分は学生でそれははっきり言って仕方のないことなんだけれども、でもそれに納得がいかなかった。
待つこと自体はそれほど問題はなくて、一番いやなのは「一体いつになったら終わるのか」ということ。それが見通せたなら待つ気分は少し楽になる。
というわけで仕事をし始めた時はなるべく人を待たせないように、どれくらいかかるかを説明するようにと心掛けている。もちろん今の自分にできる仕事なんて大したこと無くて、多くの場合、待たせるほど仕事に忙殺されているわけではないんだけれども。
ただ、上司に待たされた時のどうしようもない気分はどうにもならない。
新しい環境
たぶんこれまでそうだったし、これから先もそうなんだし、誰だってそうなんだけど、新しい環境になれるの時間がかかる。
一度慣れたら行くのが楽しくなるんだけど、それまでは朝起きるのがつらいくらい。
うちは三か月ごと変わるので、研修中は五月病なんてそんな呑気なことをいう余裕はない。
脳外科から外科に変わって、すごくストレスだったけど、少し慣れた。
少し慣れた、というだけでまだ何もできないんだけど、医者を始めた最初の立ち上がりから比べると断然に早い。
たぶん科を変わるごとに最初は何もできない状態から始まるんだろうけど、どんどん立ち上がりが早くなって、そしてそれが実力がついたということなんだろう。
医者としての実力
医者を始めてめでたく3ヵ月経過。
何かできるようになった気がしない。
脳梗塞、脳出血の患者さんに対して適切な初期治療(およびコンサルト)はできるようになったけど、でもだからどうした?という感じがする。
全国の優秀な人たちを念頭に置くと、これでいいのだろうかという気さえしてくる。
もちろん一つ一つできるようになっていくんだろうけど。
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