2009年7月18日土曜日

雑多感

症例子ちゃん

症例子ちゃんがバグも取れてとりあえず一応完成としてよいと思う。多分ファイルメーカーの使い方をしている人にとっては同等の機能を提供できる自信がある。

なぜ症例子ちゃんを作ったか。

結局のところ、医学と言うのは経験の学問の要素が強くて、だからベテランと言われている人たちの方ができる。

エビデンスとは言うけれども、それも結局数多くの症例の集約でしかなく、大元をたどれば個々の症例にたどり着く。

自分は臨床研究をするつもりは(今のところ)ないけど。

自分の経験した症例というのはやっぱり貴重で、ちゃんとfeedbackするべきだと思う。

もちろんこの病院で十分なfeedbackができないのは分かっているし、多分自分もそれを承知で来ている。

限りある時間を有効に使って、かつ一つ一つの症例を振り返る方法はないのか、その答えの一つが症例管理ソフトであり、今回作った症例子ちゃん。

高尚な動機ほど実際に行動に移すことは少なくて、下衆な動機ほど動きやすい。

例えば一度入力するだけで、カルテの表書きもできて、退院時サマリーも(現病歴まで書けるから)半分以上書いたようなもの。退院時サマリーまで書けば、語尾をちょこちょこっと変えるだけで診療情報提供書もかけるし、それをベースに内科認定医のサマリーまで書けてしまう。

できるだけ無駄な重複は避けたい。情報をなるべく一元的に管理したい。そして情報が一元的に管理できるからreviewもしやすい。

実際自分がパソコンに向かって入力する直接の動機は退院時サマリーを書かなくちゃいけない、ということのみで、研究云々など一切頭にない。

多分それくらいじゃないと多分途中で挫折するんだと思う。

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