2009年5月13日水曜日

From foolproof to smart

今日は上級医に「無駄に血ガスを取るな」と怒られた。

血ガスは毎月上限回数が決まっているらしく、無駄にやってはいけないのだと。

(無駄にやってはいけないというのは、治療に反映されない検査は行ってはいけないということ)

自分で初めて判断したことなんだけど(といいつつ二年生にも来てもらってて了承を得ている)、こういわれるとちょっと凹む。

普通の教科書を読んでいて思うのが、あまり思考過程がかかれていない。

実際の臨床ではあるアクションを取るときに「明日休みだから今日多めに出しておこう」とか「あの先生来週来るからな。そのときに紹介してみよう」とか「患者さんは明後日外泊するからその後に検査を組もう」なんてことも考えながらしている。

他にも自分が気づかない患者さんの情報を汲み取って検査や治療に生かしているが、そんなの自分には分からない。

いちいち聞くわけにもいかないから、なんとなくこんな感じかなぁと思いながらメモをする。

医者になって一ヶ月で何ができるの?(何もできないよ)と思うが、でも患者さんからしたら医者なわけで、だから意識のある患者さんや家族の前では一応いるけど、上級医の後ですごく小さくなっている。

勉強の必要性はすごく感じているが、一体何をすればいいのか分からない、という現実。

何をすればいいのか分からない、をもう少し詳しく言うと「どういう勉強をすれば一番山頂に近いのか」ということ。

そんな方法なんて誰も知らないわけでとりあえず二年生やもっと上級医にくっついて診察を見たりしたりする毎日。

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