2008年11月7日金曜日

Postgraduate medical training

ma: そういえばとうとう初期研修を一年にしようって舛添厚労相が言い出しましたね。http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081016AT3S1601516102008.html

hirokickman: この話自体は前々から出ていたことで遅すぎる結論という気がしなくもないけどね。

ma: でも「仮に2年を1年に変えると、医師が8000人増えるので即効性はあると思う。議論していただきたい」なんて言っているようじゃ、まだまだですね。

hirokickman: どういうこと?確かに医師が少ない地域でこのことで必ずしも0が1になるわけじゃないからね。

ma: いや、そうじゃなくてそもそも「2年→1年」に出来るのならいっそのこと「2年→0年」にすれば良いのに、ということです。

hirokickman: それじゃあ臨床研修制度の根本が…。

ma: そういうことです。そもそも2年もちゃんとやるには結局中途半端だけど、でも1年よりかはある程度ましなことが出来るわけで決まったんだと思います。例えば初期研修で2年は長くてそこまで必要ないという理由で1年になったのならまだしも、医者が足りないから1年にするなんてのは研修を受ける側からすれば迷惑な話です。

hirokickman: う〜ん、確かにもし1年になれば研修項目も恐らく半減まではいかなくともある程度削減されるからな…、削減されたら要らなかったということになるな。

ma: 検討会では1年に短縮できる根拠を卒前教育との重複を根拠にしているようですが、もうちょっときちんとした理由をつけられないのでしょうか。そもそも初期研修制度が必修化された根拠の一つが卒前教育の不足だったはずなのに。

hirokickman: 卒前教育にまで口を出したら話が発散してしまう。個人的には楽で良かったけど。

ma: 恐らく問題なのは中途半端な結論を出そうとしているところです。根本的な解決策を出すのが難しいのは分かるのですがこれ以上対処療法をしていると余計複雑になって何も出来なくなってしまう。

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