という訳で、揺られながら新居へ到着。マンションの三階。荷物を降ろそう、とした時。
「あれ?エレベーターは?」
「ない。」
アホみたいに重たい洗濯機をエレベーターなしで運ぶと分かったときのテンションの下がりよう。
冷蔵庫よりも机よりも洗濯機が悪魔だった。重心が上にあるらしく、上と下で二人で抱えるのだが上を持っている人が半端なくキツい。
「こんなんを一人でやろうとしていたんですか?」
「いや、今やってみてやっぱり無理だと思った。」
「どう考えても無理ですよ。」
「いや、全盛期は出来た。」
「全盛期っていつですか(笑)」
「20歳の時。」
で休憩しながらどうにかこうにか、運び終えたら後は消化試合。なんとか全て運び終え帰途につく。
「それにしても先生、あのマンション変ですね。」
「どこが?」
「オートロックって普通は郵便受けの向こう側にありますよね?このマンションはオートロックが郵便受けの前にありますよ。」
「そうだね。意味ないよね。」
「郵便の配達はどうするんでしょうね?」
「何か方法があるんだろう。」
追記:
今回の引っ越しはどう考えても一人では無理なものだった。
「先生、僕が来なかったら大変でしたねぇ。」
(なんせ連絡を貰ったのが前日の夜中)
「まぁ、その時はちょっとやって無理だなと思って止めてたかも。でも霊感のある看護師さんによると、僕は困った状況でも何かしら助けてくれるらしい。」
ただの遊び人なのか(遊びすぎてお金がないからこうなったらしい)実はとっても真面目な人なのか(半端ない蔵書と学習意欲)、まだ見極めきれていないところがあるが、大学病院に戻ってくるらしいのでいずれにしてもf/u(follow up)していこうか、というところ。
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