ma: これで四つ目ですね。
hirokickman: いやー、だんだんだるくなってきたよ。
ma: これが終わったので後もう一つですよ。
hirokickman: あとは「流し」だな。
ma: 「流し」じゃなかったことってあるんですか?
hirokickman: ない、、、、ねw
ma: 試験内容はどうでしたか?
hirokickman: 結構難しめ。各科から3問ずつ合計66問の出題。選択肢自体はそんなに難しくはないんだけど、疫学的なこと(何%だとかどっちが多いだとか)は分からないよね、はっきり言うと。確かに重要なのかもしれないけど、そういうトリビア的な知識は要らない。
ma: 確かに未破裂の脳動脈瘤が一年間に破裂する確率(正解は1%)なんて普通は知りませんね。
病院側はそれで差をつけようとしても、こう言う試験で優位に立てる人はもっと別の病院に行っていると思います。
hirokickman: 多分作るのがめんどくさいんだろうな。だから全体を考えるんじゃなくて、みんなの意見の足し算のような問題しか出さないし、そういう研修プログラムしか提示できない。
ma: まあ大学病院というものは得てしてそう言うもので、あまりせめても仕方ないと思いますが。
hirokickman: それはその通り。多分自分が働きだすとどうでも良くなるんだろうしね。ちょっと話題を変えよう。
面接試験で「産婦人科・小児科志望を増やすにはどうしたらいいか」というお題が出た。それは「お前らが考えろよ」と思ったけど、そもそも本当に足りないのか、足りないとすればどれくらい足りないのか、なぜ増えないか、どうすれば増えるのか、など論点がいくつかありそうだ。
ma: 非常に単刀直入な質問ですね。
hirokickman: もちろん今回の論点は「どうすれば増えるか」に、産婦人科として限定すると、マクロ的な視点とミクロ的な視点、二つの視点から考えられると思う。マクロ的な視点とは医療政策であり、ミクロ的な視点とは産婦人科と外科を迷っている学生をいかに産婦人科に取り込むか、ということ。
ma: 面白い見方ですね。
hirokickman: もしかしたらもう誰かが主張していることかもしれないけれどもね。ただ、日本全体として産婦人科医が足りないのと、学生に対して「産婦人科に来ない〜?」と言っても来ないのを一緒に論ずるのは無理があるかなぁと思っている。
日本全体としては、医療政策として産婦人科を優遇するような政策が必要だと思う。でも実際に産婦人科医になるかどうかは、そこにいる指導医がどんな人かとかにも影響されると思う。
ma: でも指導医がどうとか言うのはもし駄目なら他の病院に移るとかするんじゃないですか?
hirokickman: それもちょっとは考えた。駄目な指導医でも自分がどうしてもなりたかったらなるのかなぁ。あー、色々な要素を考えると何がどうしたらいいのか分からなくなってきたよ。
ma: ただ、良い指導医であることに越したことはないですね。
hirokickman: そうだね。「なんで産婦人科に入って来ないんだろう」と嘆いている先生には特に有効かも。
ma: で、試験全体としてはどうしたか。
hirokickman: まぁ感触はないけど、落ちるはずがないだろう。逆にこれで落ちたらびっくりだけどね。
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