2008年11月29日土曜日

PC覚え書き

パソコンの設定の覚え書きです。ただし、Windows版。

気付いたら書き足し。

Office系
  • pLaTeX:http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~abenori/mycreate/を参照。pLaTeXの他にエディタとしてWinshellを入れる。
  • WintPic:LaTeXの張りつけではない図をwysiwygでかく
  • Visual Tabular:表をwysiwygでかく
  • OpenOffice.org:汎用的なソフト
  • Terapad or 秀丸:簡易エディタとして。
  • Lhaca:解凍・圧縮ソフト
  • Java SE development kit:プログラミング言語
  • Eclipse, CPad for Java:統合環境として
  • Free Pascal:プログラミング言語
  • ライフサイエンス医学用語変換辞書:医学用語変換
  • WinAnthy: 日本語変換としてMicrosoft IME以外のalternative
  • Social IME: Onlineでないと使えないという制限はあるけど新しいタイプのIME
  • Adobe Reader, PDF reDirect:PDF作成ソフト
  • EBwin, PDIC:辞書検索、作成
Entertainmentその他系
  • Microsoft Messenger:友達とチャット
  • Skype:友達とチャット
  • FireFox: ブラウザとして
    • Googleツールバー:必須
    • User Agent Switcher:IE専用サイトを見るときに
    • Gmail Space:ファイル保管庫としてだがほとんど使ってない
    • bbs2chreader:Version 3に対応していないので微妙
  • Google Chrome: Firefoxのalternatvieとして
Security系
  • Avast or AVG

2008年11月28日金曜日

Exams

ma: 試験も佳境ですね。

hirokickman: いやあ、この三ヶ月間は大変だった。といっても今日の循環器ほどびびったのは久しぶりだけど。

ma: 軽やかに禁忌踏んでましたね。

hirokickman: 悩んだ末の禁忌ならまだ分かるんだけど、ストレートにズバッと選んでしまったのが情けない。

ma: まあ選んでしまったことは忘れましょう。でも間違えた内容は忘れずに。

hirokickman: でもこれであと泌尿器だけになるなぁ。

ma: 最後の泌尿器は記述問題を除けばそこまで難しくないですし、後のOSCEも基本的な手技、とくにACLSと外科手技だけで実質的に終わるでしょう。

hirokickman: 最初は21科目もできるかー!と思っていたけど、終りに近づけばこんなもんかと。まあ輸血に落ちた自分が言える立場じゃないけど。

ma: ただ最近思うのがみんな本当に賢いですね。何でこんなこと知っているの?ということがすらすら出てくる。

hirokickman: それはすごく思う。まあそこまでガリガリ勉強したくないからこっちはコツコツとやって来たんだけどね。大きくbehindにいるとは思わないけど、自分が知らないことをさも当然かのように語られると正直びびる。

ma: もしかしたら今年の国試は合格率100%かもしれませんね。

hirokickman: 十分ありうると思うよ。6年生をもう一度している人を除けばgeneral impressionとして落ちそうな人はいない。まあ少なくとも去年よりかはよいでしょう。

ma: でもチュートリアル教育最後の世代じゃ…。

hirokickman: チュートリアル教育に対して医学部長が今年度の国試の結果に対してどういう解釈をするのかは興味があるところだが、残念ながらその時には大学にいない(はず)なので分からない。

ma: 結局医学教育の内容と国試の成績は関係ないんですかね。

hirokickman: 関係ないと否定するのは安直だけれども、多分他の要因が大きく働いていると思う。例えば卒業試験の内容・形式・難易度など。整形外科の試験で病院長に「国試の合格率をあげるためにはどうしたらいい?」と聞かれて「卒業試験を難しくすればいいと思います」と答えたら「そんな実もフタもないことを」みたいに言われたけど、でもそれは一つの事実だと思う。

ma: それは卒業試験を難しくすれば合格率があがるのはある意味当然なのでは?なんかそういう風にすると大学と言うより専門学校みたいになってしまうような。

hirokickman: 別に専門学校みたいになっても構わないんじゃない?国試の合格率を上げるということは「どういう対策をしたらいいか」ということで、それは大学の本来の姿?である学問の追究とは距離を置いたところにある。「国試の合格率をあげるためにはどうしたらいい?」という問題に答えにくいのは大学としての機能を保ちつつ専門学校の機能も取り入れるという、よく言えばハイブリッド、悪く言えばどっちつかずだから。

ma: どういう方向性に進みたいのかイマイチよく分かりませんね。

hirokickman: それはすごく思う。もちろんこれだけ巨大化した大学の方向性をひとつに決めろと言うこと自体無理があるのかもしれないけど。で、ちょっと話を戻すと、国試の合格率を上げる方法のほかの人の答えは「国家試験を意識した授業をする」だとか「勉強の環境(専用の自習室、図書館の24時間開放など)を整える」とか。後者に関してはすごく同意。

ma: そういえば、Robbins Basic Pathologyの読書は順調ですか?

hirokickman: 順調といえば順調なんだけど、やっと今血管の章に入ったところ。

ma: なかなかゆっくりですねぇ。

hirokickman: そんなもんだって。このペースだってある程度背景知識があるから読めるわけで初めて読む場合はほとんど理解していないと思う。よく洋書の方が分かりやすいとか言う人がいる。確かに部分的に読めば洋書の方がclear cutに書いてあることが多いんだけど、でもやっぱり通読するのなら日本語に限ると思う今日この頃。

ma: 洋書を読むって大変なんですね。

hirokickman: 自分で言うのもなんだが、かなり英語は出来るほう。それでも日本語で読むのに比べるとかなりペースは落ちる。何冊も英語で読んでいるとか言う人がたまにいるけど、それはめちゃくちゃすごいことだと思う。というか凄すぎてちょっと本当かなとも思ってしまうけど。

ma: 世界は広いんですよ。

hirokickman: 確かに世界は広いと思うけど、でも日本でそんなに英語がペラペラな人はそんなにいないと思う。もちろん自分が一番だとは思わないけどね。まあ自分ももうちょっと精進して英語で斜め読みが出来るくらいになりたいね。その前にTOEICでもまた受けようかな。

2008年11月21日金曜日

試験と教育

ma: 今日はがんばって勉強してましたねぇ。

hirokickman: まあ自己満足だけど。これでやっと公衆衛生が一通り終わったことになるけど、それにしても大変だよ。これとあと法医学を勉強するかなんだけどどうしようかな…。

ma: どうするもこうするも法医学も必要でしょう。

hirokickman: いや、必要なのは十分承知しているんだけどどう考えてもコストパフォーマンスが悪すぎるんだよ。多分勉強しても点が取れない。あいつの試験問題がそう簡単なはずがない。

ma: 何かうらみがこもってますね。

hirokickman: そりゃ誰だってこもるよ。今年の四月の授業で怒鳴られまくったし、四年生の試験で受かったのがわずか7名。再再試?をしてもまだ余裕の二桁残っているらしい。彼らは無事進級できるのだろうか…。

ma: そうとうひどい先生みたいですね。

hirokickman: そりゃもう、なんでこんな人をうちの大学に連れてきたの?ってくらいの先生。もっとも無事卒業できれば「のど元過ぎればなんとやら」になるんだろうけど、それまでは本当に必死。

ma: しかも高校の先輩だとか。

hirokickman: そう。高校の先輩だといわれれば、これまで他の人を色々と見てきてなんとなく納得せざるを得ない。せざるを得ないところも悲しいけれども。

ma: 確かに高校の先輩には非常に個性的な人が多いですよね。

hirokickman: 多すぎる、というか「この人ちょっと変わっているなぁ」と思った人がかなりの高い確率で当たっているところが情けないというか。それでもやっぱりまともな人もちゃんといるんだけどね。

ma: そりゃそうでしょう。

hirokickman: まあ話は戻るけど、試験問題が滅茶苦茶難しい先生っていうのは自分が学生のときになにかトラウマかコンプレックスみたいなものがあるからだっていう説を唱えた人の文章を読んだことがある。

ma: コンプレックスがあってもなんら不思議に思わないようなそぶりですね、確かに。

hirokickman: そう。多分試験に落ちて留年しただとか、、、それくらいしか思いつかないけど何かあったに違いない。すごく勝手な思い込みだけど。

ma: 思い込みで言えば、個人的には教え上手な先生とか実力のある先生の試験問題は簡単な気がします。例えば今はもういないけど、中国語の加藤先生とか。

hirokickman: ああ、いた。あの先生のおかげで中国語の発音が良くなったもんね(といっても今はもう中国語はほとんど分からないけど)。試験が簡単すぎてちょっと物足りない感じもしたけど、でも授業はめちゃくちゃ面白かった。

ma: あとは細菌学の先生も上手かったですね。

hirokickman: 細菌学の清谷先生はかなりスタンダードな授業だったね。突出した面白さがあるって訳ではないんだけど、ちゃんと聞けばちゃんと分かる、そんないい授業だった。試験はかなりハードだったけど節度があったから途方にくれることはなかった。

ma: 大学の授業ってホント難解なのが多いですね。

hirokickman: 大学に入学した頃は「もうちょっと分かりやすく教えろや!」と思ったこともあったけど、最近はあきらめ気味。いくつか理由があって、
1.教える気がない
2.その当時に教えられても背景知識がないので分からない
3.学習する意欲がない
4.教え方が分かっていない
などなど。1, 3, 4はどうにかなったとしても2はこれはどうしようもないんじゃないかなと思っている。

ma: どういうことですか?

hirokickman: 臨床が先か基礎が先かということ。臨床医学をよりよく理解するためには基礎医学が必要だし、基礎医学をよりよく理解するためには臨床医学が必要。でも両方勉強するのは大変だからどちらか先にとなる。先に教えた先生はやっぱり不利になるということ。

ma: なんか鶏が先か卵が先かみたいな議論になっていますね。多分どちらが先とかいうよりも、鶏→卵→鶏→卵みたいな感じで行き来したらいいのかなと思います。

hirokickman: そうそう。もう少し付け加えると両方同時に勉強するのは無理でもどちらかにベースキャンプを置いておいて必要に応じて先取りする。例えば解剖で心臓の解剖を勉強したら心筋梗塞はどこが起こりやすいかとか。そうしていざ臨床で心筋梗塞を勉強したら心臓の解剖をもう一度勉強しなおす。みんな大なり小なりやっていることかもしれないけど、これをもっと有機的に関連付ける手段があってもいいと思う。

ただ、一人でするのは難しい。

2008年11月13日木曜日

Another world

ma: また変なこと調べてるんですか?

hirokickman: そう?どうせ大学院に行くんなら医学系じゃなくて、例えば獣医学なんか行ってみると楽しそうかなと思って。

ma: 医学と獣医学は全然違うでしょう!

hirokickman: そうかな。人間と爬虫類は違うかもしれないけど、まあ人と犬は一緒でしょう。

ma: 犬の研究をしてもあまり意味ないと思いますが。。。。

hirokickman: 意味がないかどうかはやってみないと分からない。他にも考えているのは
・慶應大学文学部の通信制に通う
・広大の総合科学部か教育学部に入り直す
・東大か京大に入り直す
・普通に一般企業に再就職
etc

ma: なんか今までの歩んで来た人生を全否定するような進路ですね。

hirokickman: う〜ん、まぁ悪いことじゃないんだけどお医者さんの人生って大体キャリアパスが見えているんだよね。例えば10年後、90%の人は医者をしていて残りの10%は研究か行政に行っていると思う。

ma: まあそうだと思います。もともと医者になるために入ったわけですし、ある意味当然です。

hirokickman: もちろんそのある種の「安定感」もしくはsafety netを求めて来たところもあるわけだけどね。

ma: 安定感、ですか。

hirokickman: もっというと雇用上の安定感。食いっぱぐれがない。でもその安定感というのは裏を返せば流動性がない。

ma: でも安定感が良くて来たんでしょ?

hirokickman: まあそうなんだけど、ずっとそういう居心地の良いところにいると、なんか変わらなきゃ!という感じがしてくる。研修先の病院を出身大学と違うところにしたのもその一つ。

ma: でもなんかまた大学に入り直すという選択肢が多いですねぇ。

hirokickman: う〜ん、医学的なbackgroundがある程度身に付いたから思うことなのかもしれないけど、英語・数学・コンピュータをもうちょっと真面目に勉強したかったかなと。個人的にはartificial intelligenceにも興味がある。

ma: じゃあ入りおなすしかないですね。

hirokickman: それがいつにするかが難しいんだよね。

2008年11月7日金曜日

Postgraduate medical training

ma: そういえばとうとう初期研修を一年にしようって舛添厚労相が言い出しましたね。http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081016AT3S1601516102008.html

hirokickman: この話自体は前々から出ていたことで遅すぎる結論という気がしなくもないけどね。

ma: でも「仮に2年を1年に変えると、医師が8000人増えるので即効性はあると思う。議論していただきたい」なんて言っているようじゃ、まだまだですね。

hirokickman: どういうこと?確かに医師が少ない地域でこのことで必ずしも0が1になるわけじゃないからね。

ma: いや、そうじゃなくてそもそも「2年→1年」に出来るのならいっそのこと「2年→0年」にすれば良いのに、ということです。

hirokickman: それじゃあ臨床研修制度の根本が…。

ma: そういうことです。そもそも2年もちゃんとやるには結局中途半端だけど、でも1年よりかはある程度ましなことが出来るわけで決まったんだと思います。例えば初期研修で2年は長くてそこまで必要ないという理由で1年になったのならまだしも、医者が足りないから1年にするなんてのは研修を受ける側からすれば迷惑な話です。

hirokickman: う〜ん、確かにもし1年になれば研修項目も恐らく半減まではいかなくともある程度削減されるからな…、削減されたら要らなかったということになるな。

ma: 検討会では1年に短縮できる根拠を卒前教育との重複を根拠にしているようですが、もうちょっときちんとした理由をつけられないのでしょうか。そもそも初期研修制度が必修化された根拠の一つが卒前教育の不足だったはずなのに。

hirokickman: 卒前教育にまで口を出したら話が発散してしまう。個人的には楽で良かったけど。

ma: 恐らく問題なのは中途半端な結論を出そうとしているところです。根本的な解決策を出すのが難しいのは分かるのですがこれ以上対処療法をしていると余計複雑になって何も出来なくなってしまう。

2008年11月6日木曜日

接触節

ma: なんか不思議。

hirokickman: 何が?

ma: mixiの中学校で英語を教えるというコミュニティの投稿を見ていたら「接触節」という言葉が出て来て。

hirokickman: 接触節って、、、そんな文法用語は聞いたことないなあ。

ma: ですよね。でも簡単に要約すると最近は
This is the man that I saw.(関係代名詞目的格)
This is the man I saw.(接触節)

という風に教えるみたいです。

hirokickman: ん?ただのthatの省略じゃないの?

ma: と思ってもう少し詳しく調べると、接触節ではI sawが軽くmanにかかっていて、情報量としてそこまで多くない、ということみたいです。形容詞や分詞の形容詞的用法の類推の延長線上だとか。

hirokickman: また訳の分からないこと…を思っていたら英語のwikipediaでもちゃんと認められているみたい。

ma: 多分比較的最近の概念みたいですよ。A practical English Grammarを紐解いても載っていなかったので。

hirokickman: いいたいことは何となく分かるけど、そこまでして教えることではないような気がする。

ma: どうやら接触節は中学校で教えるらしく、関係代名詞を教えられない関係上?代替的に教えられているとか。

hirokickman: おかしいなぁ。中学校で関係代名詞は習ったぞ。関係副詞や関係複合代名詞は習わなかったけど。

ma: 最近は違うのかもしれません。今度本屋に行ってみようと思います。確かに関係詞は修飾という要素と接続という要素があるので難しいですね。

2008年11月5日水曜日

卒試・統計ノート

ma: もう卒試も佳境に入ってきましたねぇ。

hirokickman: う〜ん、イマイチ実感が湧かないけど、だんだん実力がアップして来たのか、それともただ試験慣れしただけなのか、あまり勉強しなくても出来るようになって来た。

ma: それは実力がアップしたからでしょう。

hirokickman: そう願いたいんだけどね。まあこの時期になると自分のどこが苦手かがわかってくるからどこを勉強すれば良いか大体検討がつく。以前は穴がありすぎてどこを手をつけたら良いか分からなかったけど。

ma: 統計学ノートは順調ですか?

hirokickman: とりあえず順調。さすがに何度も何度も同じことを勉強していればこれまた慣れるというか。そういえば面白い本を見つけた。

ma: どんな本ですか?

hirokickman: 「すぐわかる統計処理」という本。こういう本が欲しかったという近似の一つ。

ma: どんな内容?

hirokickman: この本の面白いところは、問題から統計学的手法の適応を書いてあること。いくらt検定やノンパラメトリック検定なんかを習っても、いざ統計学的手法を当てはめようとした時にどれを使えば良いか迷うもの。しかも我々はそもそも統計学的なバックグラウンドが他学部よりも少ないわけで、自力でたどり着くのは大変。そんな時に役に立つ。

ma: ケースから統計学的手法を当てはめる、というのはある意味当然なんですが、本としては確かに珍しいですね。

hirokickman: そう。とりあえずはベーシックな内容を網羅して、それが終わったら今度はこの本の研究をしようかなと思っている。これが出来れば多分医師としての統計学的なバックグラウンドとしては十分おつりが来るかなと思っている。

ma: その前に国試の勉強しなきゃ!