2009年7月30日木曜日

忙しいこと

学生時代は忙しいことにあこがれていたのに、今では忌まわしく思う。

でも多分、いやきっとこの忙しい時期を過ぎればまた忙しいことへの憧れが出てくるんだろう。

再就職先探し

世間一般の表現で言うとこういうことになるんだろう、後期研修先探し。

ちょっと早いけど、早いに越したことはない。

行くとすれば麻酔科か内科、そして最終的には病理。もしくは最初から病理。

途中から気変わりしないように日本病理学会だけは入会しておこうかと思ったが、紹介状が必要らしく(どうやら署名のみ)、ったくそんなことをしてるから病理医が増えないんだよーと愚痴をこぼす。

上級生に相談したら「東大か京大がいいよ」と。

まぁ結論そういうことになるんだけど、東大はなんとなく敷居高そうだし、京大はとある事情であまり近寄りたくない…。

ただ、ハイレベルを謳っている大学や病院がどういうことを考えているのかをうかがい知るチャンスだから採用試験くらい受けてみてもいいかなと思う今日この頃。

ありえないほど忙しい

よく言えば何も考えなくていいからいいや。

医者の向き不向き

こいつは医者向きじゃない!と言える人はいるけれども「この人は医者になるために生まれてきたんだ!」と思える人はあまりにいない。

もちろん自分が後者ではないことは言うまでもない。

もし仕事に適性と言うものがあるのだとすれば自分は多分英語の先生だったりプログラマーだったりの方がよかったかもしれない。

多分転職するならそれはある程度一人前になってからだろうなと思う。

2009年7月25日土曜日

種種雑多

プリンタ

となりの席の研修医とお金を出し合ってプリンタを共同購入することに。

どうせならインクが調達がたやすいようにCanonのプリンタに(インクの詰め替えができるように、と言う意味もこめて)

やっぱり最近のプリンタは優秀で、安いのに結構きれい。

アクセス数

去年ブログを始めたときは自分しか読者がいなくて、せっかくだからとカウンタをつけてみた。今年の一月ごろもやっぱり自分しか読者はいなくて自分でカウンタをせっせと回していた。

最近はmixiからの?読者がだんだん広がってきていて少しずつ読んでもらえるようにはなったけど、でもいかんせん雑多なブログで思いつくままに書いていることが多く、ほら今読んでる文章みたいに日本語としてまとまっていない。

賢いこと

今の病院で自分は優秀キャラと思われているらしく、そもそも優秀と思われて良いことはほとんどないわけで、「こんなこともできないの?」とか「こんなことも知らないの?」と言う顔をされる。

別に背伸びをしているわけではないが、なんか損した気分。

そして当直

まだ自分自身がなれていないせいもあるけど、当直の日は体力を極力セーブするように働く。

今日は当直orz

2009年7月22日水曜日

医局@25時

なんか夜中の一時までは救急が止まらない。

そんな環境になれつつある自分が怖い。

不完全な自分が患者さんを診ることの不安。

でも診なけりゃ始まらないという現実。


なんか最近自分が医者に向いてないんじゃないかと思い始めた。

多分その「感」は正しくて、どこかでbreakthroughがない限りは普通の医者になると思う。

でもそのbreakthroughはまだ来そうにない。


そして結局ほとんど眠れない当直の後に、新しい一日が始まる。

眠いわけじゃないけど、活動力が著しく低下する…。

2009年7月19日日曜日

雑多感その2

Walk

趣味というにはちょっと説明が難しいけど散歩が趣味。

知らないところに行って地図や看板を頼りに目的地まで歩いていく。大体平均1時間は歩く。もしかしたらたどり着かないかもしれないというどきどきを交えつつ、周りの風景を見るのが好き。

その土地の何気ない風景。自分の普段住んでいるところとあまり景観は変わらないかもしれないし、まったく違うかもしれない。そこにdéjà vuを感じたり新鮮味を感じたり。


ただ、散歩が趣味ですというと安っぽく聞こえるので履歴書に書くことはないけど。

Third person

脳外科にいたときに、「○○さんが急に右片麻痺を呈してきたのですが、緊急MRIを撮っていいですか」などと報告をして指示を仰いだりする。

よく「第三者の視点」だと言われる。多分自分が直接的に医療に参加しているわけではなく、一歩距離を置いたところから傍観しているように見えるらしい。

初対面の人と話をするのが苦手で、多分2週間以上いるような人とじゃないとまともに話ができない。

もちろん自分でも覚えていないような"minor trauma"があるんだろうなと思うけれども。

もうかれこれ24年も生きてきたわけで正直変えることは多分無理。なるように、できるようにするしかないのかも。

New Life

新生活を始めてはや三ヵ月半。

ホームシックになるかなと思ってたけど、ならなかった。

病院の仕事がきついと思ったことは何度もあったけど、でもだから帰りたいとは思わなかった。

すべての生活のリズムを自分のペースで合わせられるから夜遅く帰ってどうのだとか誰にも気を使う必要がないこと、それでいて病院の仕事と言う結構strictなリズムがあるから、自分の生活はほとんど乱れない(12時には寝て6時には起きる)。

ただ、今の生活が楽すぎて元の生活に戻ったり、結婚したりすると窮屈そうだなと思ってしまうかもしれない。

と言うわけで帰って寝よう@昼の二時。

2009年7月18日土曜日

雑多感

症例子ちゃん

症例子ちゃんがバグも取れてとりあえず一応完成としてよいと思う。多分ファイルメーカーの使い方をしている人にとっては同等の機能を提供できる自信がある。

なぜ症例子ちゃんを作ったか。

結局のところ、医学と言うのは経験の学問の要素が強くて、だからベテランと言われている人たちの方ができる。

エビデンスとは言うけれども、それも結局数多くの症例の集約でしかなく、大元をたどれば個々の症例にたどり着く。

自分は臨床研究をするつもりは(今のところ)ないけど。

自分の経験した症例というのはやっぱり貴重で、ちゃんとfeedbackするべきだと思う。

もちろんこの病院で十分なfeedbackができないのは分かっているし、多分自分もそれを承知で来ている。

限りある時間を有効に使って、かつ一つ一つの症例を振り返る方法はないのか、その答えの一つが症例管理ソフトであり、今回作った症例子ちゃん。

高尚な動機ほど実際に行動に移すことは少なくて、下衆な動機ほど動きやすい。

例えば一度入力するだけで、カルテの表書きもできて、退院時サマリーも(現病歴まで書けるから)半分以上書いたようなもの。退院時サマリーまで書けば、語尾をちょこちょこっと変えるだけで診療情報提供書もかけるし、それをベースに内科認定医のサマリーまで書けてしまう。

できるだけ無駄な重複は避けたい。情報をなるべく一元的に管理したい。そして情報が一元的に管理できるからreviewもしやすい。

実際自分がパソコンに向かって入力する直接の動機は退院時サマリーを書かなくちゃいけない、ということのみで、研究云々など一切頭にない。

多分それくらいじゃないと多分途中で挫折するんだと思う。

2009年7月12日日曜日

revised title

昨日今日とACLS受講。

結論から言うと、大変だった。

朝八時から夕方五時まで。

なんだけど、ど田舎から来ると朝六時出発とか考えられないスケジュール。そしてもちろん前泊は認められず。

そうだ、前泊してもよかったかも、今思えば。

ACLSってすごく良くできて、たしかにこれを習得すれば絶対に困らないだろうな、という感じがする。

ただ、二日間でマスターするのは到底無理で、コース自体もある程度それを了承してくれている。

それにACLSを広める、という目的があるわけで、合格者を出さないと意味がないわけ。

次に受ける人にあえてアドバイスをするならば、

勉強してから行った方がいいけど、別に勉強していかなくても何とかなる。

くらい。

それともう一つ付け加えるならば、ACLSはチームで医療を行う、という大儀名目があるわけで、必然的にみんなと仲良くなる。

最初はイケテナイ人だなぁと思っても実はすごい経歴の持ち主だったり。

addressや電話番号まで聞いてはいないからそれっきりの付き合いなんだけど、すごく狭い世界だから多分これからいつか会うことがあるかもしれない。

そういう、緩い、relationshipも悪くはないかもしれない。。。

症例子ちゃん

とうとう症例子ちゃんのバグ取りの作業も終わり、通常に使用できるようになった。

バグというのはたいていしょうもないことで通常の操作だったらまったく問題なかったりするんだけど、でも気づかない場合はそれがのちのち大きな障害となる。

というわけでホームページに改訂版が載っています。

2009年7月8日水曜日

Day 8

例えば脳外科ではくも膜下出血での動脈瘤のクリッピング術後14日間はICUで経過観察しなくちゃいけない。

術後24時間は再出血、2週間後ぐらいに脳血管攣縮があるから。

というわけで研修医が新しい科を回ったときにどの程度経過観察しなくちゃいけないのか。

とりあえず最初の数日と一週間は経過観察するべきだと思う。

最初の数日は死にたいと思うくらい辛かったけど、新しい病棟の人たちと仲良くなって次第に仕事がやりやすくなった。

のど元過ぎれば暑さ忘れる、とはいうけれどもその通り。

これが二年、三年経つとつらい思い出は全部なくなって「あの頃は良かったなぁ」という回想にふけるんだと思う。


ところで

今使っているPDA(hpのipaq rx3715)がそろそろ死にかけているので新しいPDAを購入。

新しいと言っても二三年前の型落ちPDAというかW ZERO3

(ノートパソコンやデスクトップは新しいのにこだわるけれども、PDAはハードウェア自体がある程度完成されたもので、二三年で性能がぐんとアップすることはない)

これまでは趣味のためのPDAという扱いだったけどこれからは実践のためのPDAという扱い。

なるべくスケジュール管理もしようと思うし、、、、

と書きつつ多分できないと思うけど。

でもまぁ最初が重要なわけでがんばる。

2009年7月5日日曜日

Day 5 at general surgery

今日で外科五日目。

なんとなくペースをつかめてきたけど、でもまだまだよく分からない状況が続く。

具体的にはこれから起こるであろうeventに対してまだ適切に対処ができないので、どうしても対策が後手後手になってしまう。

多分いつかそのうちきっと♪改善されるはず。

ところで

来週今度はACLSを博多で受けてきます♪

今度は土日と潰れるけどでも逆を言えば二日間は病院にいかなくていいのでラッキー。

何をする、というわけではなく、もう博多に行くこと自体が目的になっている感がある。

いずれにせよ、楽しみがあるのは悪いことではないはず。

医者向き

自分は医者としては失格の部類になるのかもしれないけど、患者さんの顔を覚えられない。


あまり積極的に患者さんのところへ行くわけじゃないので、患者さんに顔を覚えられない。



というわけでとりあえず指導医の後ろについてそそくさとしているところ。

2009年7月3日金曜日

いろいろ

ちょっと昔話

学生の頃ポリクリは最初は頑張ってたけど途中からだらけだした。

外科とは朝9時に集合、朝10時30分自主解散とか。

色々原因はあって、その中に自分の惰性があったことは否定しないけど、でもそれだけじゃなかった。

待たなくちゃいけないこと。

誰かのスケジュールに自分が待たされる。もちろん自分は学生でそれははっきり言って仕方のないことなんだけれども、でもそれに納得がいかなかった。

待つこと自体はそれほど問題はなくて、一番いやなのは「一体いつになったら終わるのか」ということ。それが見通せたなら待つ気分は少し楽になる。

というわけで仕事をし始めた時はなるべく人を待たせないように、どれくらいかかるかを説明するようにと心掛けている。もちろん今の自分にできる仕事なんて大したこと無くて、多くの場合、待たせるほど仕事に忙殺されているわけではないんだけれども。

ただ、上司に待たされた時のどうしようもない気分はどうにもならない。

新しい環境

たぶんこれまでそうだったし、これから先もそうなんだし、誰だってそうなんだけど、新しい環境になれるの時間がかかる。

一度慣れたら行くのが楽しくなるんだけど、それまでは朝起きるのがつらいくらい。

うちは三か月ごと変わるので、研修中は五月病なんてそんな呑気なことをいう余裕はない。

脳外科から外科に変わって、すごくストレスだったけど、少し慣れた。

少し慣れた、というだけでまだ何もできないんだけど、医者を始めた最初の立ち上がりから比べると断然に早い。

たぶん科を変わるごとに最初は何もできない状態から始まるんだろうけど、どんどん立ち上がりが早くなって、そしてそれが実力がついたということなんだろう。

医者としての実力

医者を始めてめでたく3ヵ月経過。

何かできるようになった気がしない。

脳梗塞、脳出血の患者さんに対して適切な初期治療(およびコンサルト)はできるようになったけど、でもだからどうした?という感じがする。

全国の優秀な人たちを念頭に置くと、これでいいのだろうかという気さえしてくる。

もちろん一つ一つできるようになっていくんだろうけど。