2010年9月29日水曜日

症例子ちゃん

#症例子ちゃん

最近症例子ちゃんの話題が少ないからもう開発を諦めたのでは?と思われるかもしれないが、とりあえず症例こちゃんを活用してサマリーをどんどん書きためています(サマリーのExcel形式のアウトプットも一応出来ていて、当初の目標の7割は達成した感じ)。

もっともファイルメーカーを使えばもっと簡単にできたんかもしれないけど、いまさら…というのもありめんどくさいのでとりあえずこのまましてます。

大学卒業するくらいにデザインパターンに関する本を読んで、「オブジェクト指向とは役割をクラスごとに分けてクラスの相互関係でプログラムを動かしていくんだ!」と感動して無数のクラスを作ってしまったorz

一度作ったはいいけど、かなり大きなプログラムになって保守していくのが大変になってきた。

そこでリファクタリングが重要だと言うことが分かってやっぱりやろうかなぁ…。

2010年9月20日月曜日

雑多感

# ケアネットDVD他

こういういわゆる「予備校っぽい」教材に対してはこれまで一種のアレルギー症状を持っていたけど、最近は考え方が変わった。

「〇〇流ですっきりわかる!」なんていうと、ほんとかよ!と思ってしまう。

こういう本やDVDをいくつか眺めてみた結論。
 内容はそこまで盛りだくさんではないが、濃淡つけられていていいかも
 自分の勤務している病院はいわゆる「教育カンファレンス」などがなく、 各自勉強、という感じ。

もちろんそれを承知の上で、というかそれを目的に?来たような一面もあるから文句は言えない。

ただ今当直帯で仕事をしていても上からのfeedbackはほとんど無い(よく言えば怒られないための処世術をみにつけたということか)。指導がないと自分がやっている診療が果たして(ガイドラインにきちんと沿っているかどうかというよりも患者さんに対して「害をなさない」という意味で)本当に正しいのかと不安になる。

こういうDVDや本はある種現実的に書かれているから「こういう場合はやっぱりこれでよかったんだ」とか「こうすれば良かったんだ」というのは非常に参考になった。

# 診療における自信

先月は違う病院に行って他の病院の研修医と働いた。また定期的にうちの病院に研修をしに他の病院からやってくる。

彼らは自信に満ち溢れていた。
CTを連発するうちの病院の批判を(陰で、時にはどうどうと表で)さんざんし1か月or2ヶ月して帰っていくんだけれども、 みんな自分の病院のやり方が一番正しいんだと自負していた。

高々一年ちょっとの臨床経験でなんでこんなに自信がつくのかと不思議でならなかった。

もちろんそれなりに仕事はできたし、ごく一部の例を除けば問題(minor trouble)を起こすこともなかったけど。

大学の同級生で他の地域で働いている病院の研修医(ちょっとした有名病院)も結構似たような感じだった。

みんな自分の施設が一番(ないしトップレベル)と思っているのだろう。

もちろんベテランでそれなりに実力のある先生が言うのなら文句は言わないけど、若手で自信にみち溢れている人と仕事をするのは正直怖い。。。

# 臨床に向いているか

1年半仕事をしてきたけど、最近の結論はやっぱり自分は臨床向きではないのかもしれないと。

そんなに仕事をしていて楽しいと思えることが少ないしなぁ。

でもそもそも楽しい仕事なんてあるのかなぁ。

みんな楽しくないけど仕事をしているんじゃないのかなぁ(周りのコメディカルを見回しても楽しく仕事をしている人、仕事が楽しくて仕方ないという人は…いないなぁ)。

多分こんな悩みを言えるのも(探そうと思えば)いくらでも仕事がある状況だから言える贅沢。

多分医者が過剰になればそんなことを言っている暇なんてないはず。

2010年9月12日日曜日

Sunday Afternoon.

産婦人科を回って(本当は義務ではないのだけれども)惰性で日曜日の回診に付き合ってしまう。

まあ家にいても寝るだけだからいいのだけれども。

最近mixiもtwitterも言いたいことが言い難くなってしまった。

mixi, twitterはmutual communication toolなので相手の返事や反応を見るのが楽しみになってくるけど,基本的にブログはアクセスカウンタで何を目安に来たのかを知るくらい。

たまにコメント残してくれるけど。

最近はwikipedia+epwingもしくは594orz.jpもしくは勤務表作成アルゴリズムのリンクから飛んでくる人が多い。

・wikipedia+epwingはもうすでに誰かが定期的に変換してくれるようなのでそれを貰うのが一番
・594orz.jpはもう終わったようです
・勤務表作成は考えていたけど,難しくて途中で頓挫。また時間があれば考えます

以上。

2010年9月11日土曜日

Combining everything to one.

パソコンというものができてデータを無尽蔵に貯めることができるようになった。

なので
  • 卒業試験の過去問の答え
  • 臨床実習の問診で聞くべき一覧表
  • 数年前の学生時代の薬理学試験対策プリント
  • 教養英語で書いた英作文
  • 教養物理の試験問題の答え

などは多分1分以内に手元に置くことができる。

写真やグラフなどを取り込んでいるから学生時代の貯めた思い出は20GBくらい。この調子で貯めていけば後数十年後には500GBくらいにはなりそうだけど、多分その頃には余裕で大丈夫なはず。

もっとも消えてしまわないようにバックアップはちゃんと取っておかねばならないが。

今(もうすぐ)2年間の研修で勉強してきたことのまとめをしようとしている。

画像はあえて入れないことにしたから(スキャンする暇も気力もない)テキスト形式でまとめていたら現在だいたい1MB弱と言ったところ。

もっともその中にはプログラミング関係など他にもいろいろ雑多なものが含まれているから多分1MBでも多いだろうけど。

学生時代が20GBくらいで2年間の研修が1MBくらい。パソコンに向かう機会が少なくなっているのを含めても研修内容が薄いのか、それとも1MBに凝縮されているのか。

2010年9月9日木曜日

3つの時期

婦人科エコーマニュアルに書いてあった内容。今かなり超音波を勉強中。
医師にはある特定の疾患と馴染みになるのに、3つの時期を経験するといわれている。

  1. 発見の時期:その疾患を初めて検査して画像所見の発見に興奮し有頂天になる時期
  2. 天狗の時期:いつもの疾患が、また1例加わったと言うだけで簡単な画像所見と考え安易な読影をして横柄に構える時期
  3. 実りの時期:疾患には臨床経過によって画像所見に変化があり全く同じ症例というのは二度と経験しないものだということを認識し新たな発見やさらに詳しく読影をする時期
らしい。 個人的には多分1〜3のどれも加わったような感じで、(例えば結果的に急性腸炎だったとしても)また同じで簡単だと思ったり、腸炎なはずのに下痢は少しで意味不明にお腹痛がったりして分からない…と上級医にすがったり(で結局腸炎だったりする)。

先月別の病院で勤務して色々勉強になった。もちろん自分の病院の方がいいなと思ったこともあったし、まぁほとんどがそうだったんだけど、それでも違う方法・考え方というのに触れるのは非常に有意義だったと思う。同じ系列の病院なのに結構違うのね。

まあ言い換えればしんどかったけどorz

2010年9月4日土曜日

優先順位をつける

医学書ないわゆる研修医マニュアルなんかにはあまり書いていないけれども非常に重要な能力。

物事の優先順位をつけること

これはたぶんsituationによっても、その人の実力によっても変わるだろうから一概にいえないこと。

うちの病院は往々にして同時に複数のタスクが押し付けられることがあり、それらを同時にこなすことがある。

同時にこなすと言うのは詭弁であり、実際はとりあえずどちらかの問題に手をつけてある程度落ち着いたら別の問題に手を出し、交互にすることになる。

もちろんそういうふうにできればいいのだけれども、本当に同時にこなさなくてはいけない場合がある。

そんな時に何を優先するか。

いわゆる仕事ができない称されている人は自分の目の前にある問題から片付けようとするfirst in, first outの発想になるのだろう。

本当はそれをすぐにしたことによるメリット、しなかったことによるデメリットを総合的に判断した上で、どれが一番無難かを選ぶことになる。端的に言えば「最悪の結果さえならなければ良い」ことになる。

「最悪の結果にならなければ良い」という場合は考える余地もないわけで実際は「どっちでもいい」とか「どっちを選んでも最悪」なんて事も多い。

「どっちでもいい」ときは良いとして「どっちを選んでも最悪」の場合は悩む。

もっというと、悩むことすらあまり意味のないことなので(自分自身のことは除く)、そういう際は病院の方針を確認しておく。

「外来は後回しで良い。救急対応を最優先とする」
「(どっちも回らなくなった際は)健診を優先、救急対応を後回しにする」

など。

外来患者は病院の方針としてholdingしても収益にはあまり繋がらないので救急対応を、また健診は保険診療に比べて収益性が高いため、健診を優先とする。健診を優先というのは個人的にはしっくり来ないが、これが病院の方針とすれば(自分の知っている範囲内では法律違反をしているわけではないはず、嫌なら辞めればいいだけの話、次の仕事がないから辞められないならそれを甘んじて受け入れる)それに沿って優先順位を決める。

あくまでこういう事も考えうるという一例。

病院の方針に背いた診療、行動をとった場合にはなにかあった場合に病院がかばってくれることはないし、病院の責任を追求することはできない。

経験上、業務上の優先順位で悩んで出した結論に、悩んだ分の価値があるかといわれると大抵ない。

そういう場合は自分の働いている土壌を考慮し、それに沿った優先順位をつける。