2009年10月31日土曜日

hard days

今週はちょっときつかった。

当直明けの夜中の緊急心カテ明けの夜の緊急心カテ。

もちろん病棟業務もちゃんとあるよ。

それに研究発表会の原稿作り。

そして明日はまた当直。


ただ、そんなにいやではない。少なくとも外科に比べたら。

やることは死ぬほどあるけど、とりあえず一つずつ設定して片付けていこう。


やるべきことリスト
・Coronary angiographyのassistantにつけるよう手技を覚える→出来ればCAG読影まで出来るように
・エコーの勉強
・DMのインスリンの使い方を勉強
・画像診断の勉強:まずは頭部編

よし、とりあえず寝よう。

2009年10月29日木曜日

Matching time

というわけで今日はマッチングの発表日。

当然と言うか予想通りと言うか当院は5/8人。

平たくいえば研修医は8人募集したところ5人しか来ていないとのこと。

まあそんなもんだろう。

来年来る人たちに対して恥ずかしくないように頑張らねば、と思う。

Coworkers

働く先は指定できるけれども一緒に働く相手は指定できない。

今の自分は一緒に働く相手に恵まれていて、現在のところ(細かいところをいえばキリがないけど)不満はない。

だけど、ちょっとコメディカルの人と仲良くなりすぎた(と自分が思っているだけかもしれないけど)キライがある。

仲良くなる、ということはその反動の毛嫌いされるということもあり得るわけで対応に慎重にならなければいけない。

運良く仲良くなれば仕事はしやすいのかもしれないけど、嫌われた日には仕事がやりにくくて仕方ない。

医者は転勤が多い、とか1〜2年で職場を転々とすることが多いけれども、それはそんな理由も一つなのかもしれない。

Main target

確かに今いる内科はまあまあ楽しい。

もちろん血糖コントロールや循環器系の薬剤、初歩的なところではAMIの診断などまだまだ未熟なところもたくさんあるけど、そのなかで一つずつできることが増えていっている。

カテーテルのアシスタントも今日初めて一人でやって、もちろん指導医のもとだったけど、何とかこれなら出来るかもなんていう変な自信がついた(framingに関しては当然これから)。


でも10年後自分のいるところは内科じゃない気がする。


色々書こうと思ったけど眠くなったのでまた今度。

2009年10月23日金曜日

分からないから始める臨床医学

結構壁にぶつかることも多いけどなんとか頑張ってます。

#1
若い男性、不明熱で入院した人。とある膠原病の本によれば色々原因を追及しても結局、感染症、膠原病、腫瘍のことが多いらしい。

本を何冊か読んで知識を貯えて、15分くらい詳しく問診と診察をしたけれども何となく分からない。systolic murmur(+)?

心エコーでvegetation likeなものあり、血培でG(+)ありでIE疑い。

経食道エコーまで施行して分かったことは大動脈先天性二尖弁だということ。

そんなの知らないって。。。。

#2
救急外来に来たお年寄りのおばあちゃん。AAAの既往があり、いつ破裂してもおかしくないとのこと。オペを勧められたけど、しないこととしていた。

突然背中から下腹部にかけての腹痛あり。造影CTまで撮ったけれども、明らかなleakなし。バイタルも異常ないし、腸炎でもなさそう。

二年生からの引き継ぎで「帰しておいていいよ」とのこと。

ペンタゾシンやアタラックスP、ブスコパンを試してみたけど全然痛みが治まらない。

結局色々相談してみたけど(外科、循環器内科)、腹痛の原因はっきりせず帰すのが恐くて経過観察で入院。

翌日心外受診し、大動脈瘤は痛みの原因ではなさそう(+AAAのオペ勧めてみたら?)、という返事が来て、さてどうしたものかなと考えていると、急に血圧が60台になったとの通報が(入院時は130台)。

とりあえず側管からソルラクト(ラクテック)全開、すぐに駆けつけると、顔面蒼白。

「立った時にふらついたんですよ。」

迷走神経反射か?と思って、血圧を何度か測り直していると80台まで上がり意識もだいぶはっきりしてきたのでとりあえず救急車が来てそのまま放置。

その後、また血圧が60台に下がったとのことでもう一本輸液を全開にしてすぐCTに降ろす(上司にすぐさま報告)。

結果的にはAAAからの出血ではないけど、腹腔内に出血あり。Hbが1日で10→5に半減した。でもfreshな出血ではなさそう。

入院時の説明の時に「動脈瘤は何があってもおかしくないですよ」と言って承諾は得ていたのだけれども、いざ破裂すると

「先生、手術してください」

とドタバタあって現在オペ中。

2009年10月18日日曜日

いろんな人に会う

2010.8.6 追記:なぜか出会い系のコメントが多く付く。タイトルが英語だからかなということで日本語にしてみた。

ひょんなことから始まったおとめ座・てんびん座の会。

思ったより好評で発案者の一人としてはびっくり。

星座占いは正しいと仮定するとみんな似たような人たちの集まりなので確かに話が合ったとしてもおかしくはない。

是非次回もというありがたい声を頂いたが、次回をした方が良いのかもしれないし、しない方が良いのかもしれない。

仕事をこなす

最近中途半端だけれども自分も含め同級生たちが仕事ができるようになってみんなちらほら誤診をするようになった。

もちろんうちみたいな病院はほぼ24時間営業に近いから重症な誤診であってもまたすぐに病院に来てやっぱり変だということで検査をしてちゃんと正確な診断に結びつくのだけれども。

どうでもよい誤診は症状が無くなって分からなくなるから一緒。

誤診の是非

最初の頃は誤診以前の話で診断という行為を自ら行っていなかったので誤診をする余地もなかった。

でも今は自ら診断し、自ら治療して行くというプロセスが少しずつ増えて行く。

その中で誤診も発生する。

始めの頃は誤診=悪みたいなイメージを持っていたけど、最近少し変わった。

結局診断は流動的で治療を行って行く上での一つの方針でしかない。

初診時の時点で確定診断に至ることは必ずしも多いわけではなくて、たいてい仮説を立ててそれを目標に治療をして行く。

その仮説が正しいこともあれば間違っていることもある。重要なのは一つの診断に固執することなく常に流動的に考えること。

そう考えると最近は確信的に誤診をするようになった。大まかな方向性さえ間違っていなければ、もっというと病気が治る方向と真逆の方向へ進まなければとりあえず現状はしのげるし、今の自分の実力で出来る精一杯だと思う。

2009年10月17日土曜日

mac people

今このブログを書いているのはmacなんだけど、別にそんなにmacにこだわりがあるわけじゃない。

ただどこの世界にも?macの信者がいるみたい。

やっぱりというか意外と言うか「私はmacを使っています!」という信者がこの病院にもいた。

そこまでmacを使い倒しているのかと聞いてみると意外とみんなあんまり使っていない。

でもその程度の認識でもちゃんと使っていられるのがmacの良いところ?

macを使っていると仲良くなれると言うなんか不思議な感じ。

Filemakerをそろそろ

FilemakerやAccessといった有料ソフトでデータベースを管理することにちょっと疑問をもっていて、それでよし、フリーソフトを自分で組もうと思って始めた症例子ちゃん。

目的はだいぶ達成されて、多分今ついている機能をFilemakerやAccessで同等に表現しようとすると多分無理。

それでよし、みんなに使ってもらえると思ったら思わぬ壁にぶつかった。
説明書は?保証は?
これまでノウハウが貯まっているFilemakerに比べたら症例子ちゃんは赤ちゃんに等しい。結局自分がこの病院を去ってフォローアップが無くなればなんかあった時に対応できない。

するとこのソフトを積極的に使う動機が無くなる。

main streamに乗っかる

流行に乗っかるのは自分の流儀ではないのかもしれないけど、ある程度乗っておくとなんかスムーズにいく。

とりあえずFilemaker Pro 10 advancedを買ってみようかなと思う今日この頃。

2009年10月12日月曜日

Half a year and ...

この前友達と電話で話すことがあった。

北海道、京都、広島、福岡など色々なところへ散らばっている同級生たち。

mixiの人たちを含めると文字通り北は北海道から南は沖縄まで。

みんなと話して分かったこと

うちだけが特殊じゃないということ。うちはバリバリの野戦病院だけれども、他の暇と言われている病院だってやっぱりそれなりに忙しい。

もう一つ、やっぱり医局に入るだろうなということ。

医局に入らないのであればそろそろ再来年の就職先を探すために動き出さなくちゃいけない。でもそんな行動を見せるそぶりはみんなあまりない。
興味を持った(出身大学の)医局に入る
そんな意見が多かった。

あと、結婚する人や妙に冷静になった人。

ある一つの目標があって色々な道をたどりつつもそこへ到達する過程と、そこから出発していろんな領域に進んでいって散らばっていく過程。

多分到着点はないわけでそれはそれでいいのかも。

2009年10月7日水曜日

Internal medicine

内科を始めて一週間。

最初はみんな安定している患者さんでsoft landing.

これなら何とかなりそう。

そしてそれを見計らったかのように徐々に重症っぽい患者が入ってくる。

重症だろうが軽症だろうが忙しさとか大変さは多分関係ない。

重症になればなるほど、 逆説的だけれども出来ることは限られてきて判断の迷いが少なくなる。

軽症なら調べる余裕が出てくる。

指導医が(一時的だけれども)優しいというのがある。

これから二ヶ月間、生きて行けるか心配。。。

2009年10月3日土曜日

GIM

GYMではなくGIM。

general internal medicineのこと。

外科を回って、内科に来て多分自分は内科の方が合っているような気がしてきた。

結局はどの指導医につくかによるんだけど。

自分が一番重視しているのが無駄な待ち時間の解消で何かアクションを起こそうとする時に上司の指示待ちというのが一番いやだった。

もちろん自分ひとりで判断できないわけで上司の判断を仰がないことはない。

ただ目の前で患者さんの状態が変わっているのに
ちょっと待って。今忙しいから後で考えよう
と言われると、自分の中ではその課題を上司に渡したつもりになってしまう。それでほっておくとあとで
何でこんな重要なことをほっておくんだ
と怒られる。先月までは忙殺されるほど仕事(と言っても退院処理などの事務処理がメイン)が多くて一つの仕事を覚えておく余裕なんて無かった。

今は上司がベテランの内科医で判断が早い。

判断が早いことが必ずしもいいとは言わないけれども、多少の正確さを犠牲にしてでも判断が早いことは重要だと思う。
分からないからこれとこれを調べておいて。結果が出たらまた教えて
と言うこともできるし、時間経過が教えてくれることも多い。重要なのは自分たちがとりあえず手を動かせるように配慮しておくこと。

多分こんなに暇なのは今のうちだけだろうと思うけど、この機会にきちんと教科書を読もうと決心した今日この頃。