2009年9月30日水曜日

The end of surgery rotation

外科のローテートも今日でおしまい。

今のところ二年目以降で外科を回る予定は無いのでこれで人生の外科はおしまい。

外科病棟のみんなは優しかった。小言を言われることも多かったけど、まあ何とかそれなりに出来た。

もちろん最後はかなり崩壊気味だったけど。
何かをするということは別の何かをしないということ
時間なんて有限で全てをできる訳ないのだから物事に優先順位をつけるのは至極当然の話。


どうやら自分は外科で結構期待されていたみたいだけど、その期待に沿うような活躍は出来なかった。

期待されないのも悲しいけど必要以上に期待されるのも困る。

もっと有名な病院に行ってその他大勢で静かにすごすのも良かったのかなぁと思ったりする。


Future Plan

やっと四分の一が終わったわけでようやくほっとしているところ。自分の後ろには膨大な退院時サマリーがあるのだけれどもまあ少しずつつぶしていくしかない。

最近は病棟で

「初期研修が終わったら病理に進みます」

なんていうと、大学に帰るんでしょ?なんていわれる。もちろんそれも選択肢の一つなんだけど、民間病院でだって病理は出来なくはない。

もちろん大学の方が専門家集団と言う意味では充実しているし、そもそも病理は診断技術という頭の世界で実技は解剖くらいで手技が少ないと嘆いている臨床科とは少し違うんだけど。

2009年9月29日火曜日

謝恩会

外科を回った研修医はみんなやらなくちゃいけないらしくて、病院所有の宴会場を貸しきってやった。



吠えられる

看護師さんに出席の確認を取ってもらったのがまずかったらしく外科部長から怒られる。

「謝恩会なんだから、お前たちが俺に感謝をする会なんだ。」

結局焼肉をしようと言う事になって、ちゃんと総務課に許可をもらって焼肉の準備をすると、

「ここで焼肉は禁止なんだよ。次から使用禁止になるから絶対にやめろ!」

と怒鳴られる。ちゃんと許可は取ってますよと言っても「(許可を出してくれた)○○君はほんと分かっていないんだなぁ。駄目なものは駄目なんだよ。」と言われる。

でも結局前例もあって何の問題も無いことが後に判明するが、「仕方が無い、ちゃんと掃除するように」という一言で結局開催。

説教に始まり説教に終わる

謝恩会で厳しいお言葉をいただくことはよくあることだけれども、今回の謝恩会はちょっと事情が違っていて説教に始まり説教に終わる、お褒めの言葉は

「まぁ無難にやってくれたね、ありがと」

の一言。

最後だから大目に見ようと言う気持ちは無いのか、それとも大目に見ての発言はこれなのか。

自分は外科で結構がんばってきたつもり。決して楽をしていたわけではないのだけれども、それでも自分の努力を否定されるようでは、多分外科に向いていないんだと思う。

そして

外科もそろそろweaningです。

2009年9月25日金曜日

辞めようと思った瞬間

何をやっていてもある瞬間に「あっ、この仕事辞めよう」と思うことはある。

もちろん多くの場合はその場を耐えてこそ、次のステップが待っているんだけど、その瞬間だけは辞めてやるー!と思う。

その瞬間を耐えたあとしばらくするとそんなことがあったことすら忘れてしまって「そんなことあったけな?」なんて思ってしまう。

ちょうど去年の今頃国家試験の範囲が膨大すぎて

「イヤーノーと覚えられないよぉ」

と嘆いてた時。結局その後は何とかなって今こうしている。


自分の実力を超えた世界

今の受け持ち患者は明らかに自分の実力を超えていて、はっきり言って把握しきれていない。

もっとも自分が把握しようという気力が起きないのも半分ある。

第三者的な医療だとよく言われるけど(自分が主体的に動かない)、仕方ない。

自分の限界を経験することが重要なんだ
というけれども限界を超えた先にあるのはただの虚無感だった。


外科にいて学んだこと

学んだことは何かといわれると難しい。

でも学ばなかったことは何かといわれるとたくさんある。
  • オペの道具の名前
  • 術式
  • 下剤の処方の仕方
  • 術後食事開始のタイミング
  • ドレーンを入れるタイミング
  • などなど
 じゃあ学んだことといえば
  • 退院処理の仕方
  • 処方の継続の仕方
などなど。

2009年9月24日木曜日

人に期待をしない

当然の権利は主張するけれども、過剰な期待はしない。

特に最近のキーワードは「人に期待をしない」こと。

オシム語録
失望というのは、より多くのものを望み過ぎたからするものだ
という。 

もしかしたら○○をしてくれるかもなんて希望を抱いていても、その希望的観測は根拠が無くて机上の空論ですらない


まあ具体的には

夏休みをもらい損ねた

ということなんだけど。


昔から(自分の用事で)人にお願いするのが苦手で頼むくらいなら自分で抱えるという性格。

ただ、それに第三者のことが絡むと自分だけのことではすまないので積極的に頼む。





だんだん飲み会に行くのも疲れてきた。


これまでは行ける飲み会は基本全参加だったけど(もっとも忙しいのと体が一つしかないのとでそれほどたくさんは行けてないけど)、だんだん人間関係が出来てきたと思う。

具体的にはほぼ全ての部署に一人以上知り合いがいること。


特に看護部、薬剤部、リハビリは業務上、知り合いが特に多い。


そろそろペースを落とそうかな。



というちょっとpessimisticなentryだけれどもそういう時もあろう。

2009年9月22日火曜日

silver week etc

敬老の日とGolden Weekにかけた、Silver Weekという名前の付け方は絶妙だと思う。

老人→白髪→Silver
Golden⇔Silver


ということか。


結局Silver Weekは当直で終わったようなものでどこへも行けなかった(予定)orz

学生時代はどこへも行く気がなかったのに、今では暇さえあればどっかに行きたいと思うようになる。でもそんな時間は与えられていない。

人間上手くは出来ていないもので。

そろそろ次のステップを考え始める今日この頃

2009年9月21日月曜日

Sleep or study

というわけで中途半端な生活を送っています。

今度同じ大学出身で、いま市民病院にいる二年目の研修医が来るとか。

わざわざ広島からここに来る理由って何?

確かにうちの病院は外科が秀でているのはわかる。

でもうえを見ればもっとあるはずだし、市民病院の方がランクとしては上なのだけれども。

2009年9月17日木曜日

Everything has an end.

全てのものには終わりがある。

これまでの傾向からするとだいたい2~3年ブログを書いてちょっと休憩に入ってその後また新たに書き始めるという感じ。

とりあえずだらだらと書いているけれどもそのうち終わりが来るんだろうなぁ。

そして新しい環境でまた話を書く。

でも大体書いている内容なんて変わることも無いから、半年間続けて書くと同じような話がまたやってくる。

あっ、眠い

2009年9月11日金曜日

academic context etc

academicであることへのあこがれ

うちのような野戦病院みたいなところにいるとアカデミックな研究とかに憧れが出てくるらしい。

たぶんみんな臨床が出来ずに研究ばっかりでそういうのに嫌気がさしてきたはずなのに(そうじゃない人もいるかもしれないけど)、なんか「あぁ、大学病院すごいなぁ」という空気がある。

やっぱり大学病院はすごい

以前京都大学のとある教授に話をしにいったとき、
君の大学は京都大学と比べて予算の規模も桁が違うし、研究がやりたいのならそんなところにいてはだめだ
なんて話をされた。もちろんその通りだと思うし、 実際そうなんだろうけど、localな面で見ればやっぱりいま自分のいる地域ですごいのは大学病院ということになる。

すごいのはいろいろな面があってその一つは何でも揃っていること。もちろん隅々まで言い出せば多分違うんだろうけど、○○を紹介してもらえませんかねぇと言われたときとりあえず「大学病院で」と言っておけば問題は無い。

忙しさ

最近は忙しさからある程度開放されたけど、反動的に無気力になって何もする気がなくなってしまった。

他の病院は夜11時まで残るのはざらだぞなんて言われるとますます参る。

常識的に考えて夜11時まで仕事、朝6時起きじゃあまともな仕事は出来ないような気がする。

Short break

KitKat

2009年9月9日水曜日

あと一ヶ月

今日は午後は公休日のはずなのに普通に三時まで仕事。

もちろん郵便局に書類を出しにいくためで、終わってからゆっくりしていたら

院外コールで「指示出し終わってないから!」と看護師さんに責められる。

なんだかなぁ、、、と思う今日この頃。

外科ローテーター

外科の研修があと一ヶ月で終わる。正直長かったし、きつかった、というか今でももちろんきつい。

その後の内科が楽になるなんて保証はどこにもないんだけど、 でも何かを期待してしまう。

内科

そして、来月からとうとう初めての内科研修がスタートする。自分で言うのもなんだけど、かなり遅いスタートだと思う。

内科も回っていないのに内科当直をするなんておかしい!と正論を言い続けるも、そんな正論なんてどこかへ吹き飛んでしまう。

(もちろん外科を回っているから外科当直をやって下さいと言われてはいともいえないところも事実だけど)

そして自分の内科の直属の上司が当院で「終わっている」と称されている。

完全に終わってるぜ。。。。

出会いと別れ

あと一ヶ月で外科が終わるねぇ、なんて病棟で話していたら

「そうかあ、寂しくなるねぇ」

なんて言われた。外科で何を得たのか分からないけど、でも何らかの影響を与えることは出来たのかもしれない。

そういう意味では成功。

romanticな出会いはなかったけどorz

臨床研修制度

いまの初期臨床研修制度って二年間の間に初期対応が出来る医者を作る制度なんていうけど、それだったら内科だけで十分な気がする。

外科や産婦人科を回ったところで結局なんともならない。

キレイごとはたくさん言えるけど、じゃあ実際に患者さんが来たとして多分内科的な対応(風邪に対して風邪薬だとか、喘息の吸入とか)以外は多分専門家じゃないと出来ないし、今の訴訟の時代

「専門医じゃないのにしたんですか?」

なんて言われかねない。

幸い自分は今の時点では訴えられるようなことにはなっていないけど、でも絶対そんな時が来ると思うし、それが普通になっていく。

そうなると医者側も(法律上は出来ないけど)患者さんを選ぶようになるんだと思う。
  • 私は○○の専門ではありませんので××病院を受診するようお勧めします(受診拒否にならないように軽くおすすめ
  • 診察はしますが、私は○○の専門家ではないです。もちろん準備をして診療に望みますが標準的な治療ではないかもしれませんがそれでもよろしいですか
  •  そして(救急の場合に限って)診療を行う
でも救急車に乗ってきて、「私は救急車なんか呼んでいない。お前ら金儲けのために検査やってんだろ、コラー」なんて暴れる人もいる。

救急車に乗ってきた時点で暗黙の了解で必要な検査を行うものとして認識しているとは思うんだけれども、周りの親切で呼ばれた人にはたまらないかもしれない。

2009年9月4日金曜日

やる気アップ

ここ数日間ちょっとブスッとしてみた。

具体的には手術中に一言も言葉を発しないとか(以前はオペ中ベラベラ喋り捲ってたもので)。

すると指導医から

「最近元気が無いなぁ、大丈夫か」

と。

本当は希望の夏休みが取れなかったから機嫌悪いだけだよ!と言いたかったけど言わなかった。

人間目標を見失うとモチベーションは下がるものです。

もちろん最近あまりにハードすぎてしゃれの利いた言葉を言う気力もあまりないというのもある。

一日フルに休日もしくは午後6時に帰宅x3位の処方で元気になれる、多分。

無理をしない

昔から無理をしない、というのがモットーで睡眠時間は最低限確保。娯楽はちょっとくらいなら我慢。

睡眠時間すらままならない状況では活動性を低下させる(発話低下、意識レベル低下)。

下手にハイになると疲れがたまってどうしようもなくなる。

続きはまた今度

そろそろ寝よう。