2011年5月25日水曜日

Talk with Professor

#1 教授とお話
今後について教授と話をしてきた。今の人間関係で非常に難しい点があること、大学院の進学などについてなど。

結論としてはまあ検討するというわけで具体的に何か決まった訳じゃないんだけど、それでも考えてくれている(いた)のならばそれはそれでいいのかなと思う。よく調べもしないで来ていうのも変だけど前例がないというのはお互い大変だから。

こうして気楽でいられるのも一応最悪の事態を想定しているから。どこか田舎の病院で老人内科をしようかなとか。これならドロップアウトしてもそれなりに食べてはいける。ちなみにリハのドクターはなるのが結構難しいらしい。

それからもまた教授との話や他の先生との話もあってまあなんとか病理部で生き残れそうな感じ。それにしてもとある先生に「先生はいつまで病理をするつもり?」と言われたのはちょっとショックだったなぁ。病理医になるために来ましたって言ったじゃないか…。

#2 Residency ability
大学の救急部の当直バイトをするようになって思ったこと。前いた病院はとりあえずの救急で行き当たりばったりでガイドラインなんてろくに参考にせずに勝手にやっているんだろうなと思っていた。

そんなところで育った自分がちょっと気後れしていたのも確か。

でもいま見て分かるのが決して前いた病院の医療水準は低くないこと。コメディカルの水準も高いしスタッフレベルの医師のレベルも(今思えばになるが)かなり高い。さらに非常にフットワークが軽くて緊急オペや緊急カテまで時間がかからない。

もちろん他の病院もそれなりに凄いのかもしれないけれど、フットワークが軽いというのは優位性はかなり高くてそれだけでウリになりうる。

飢え苦しんでいる人に対して遅くても高級フランス料理を出すかそれともそんなに美味しくはないけれどもすぐに出せる牛丼を出すかの違い。それが前の病院では予約なしでもすぐにでるコース料理くらいになっている。

まあ変な喩えだけれども。

あと卒後年数が自分と同じ救急のレジデントが傷に対してニューキノロンをだそうとしているのを見てぎょっとした。あまり経験がないのだろう。普通はβラクタム系を出す。

でもなぜニューキノロンがだめなのかをうまく指摘できない自分もやっぱり勉強が足りない。

2011年5月23日月曜日

Prognosis of my classmates

#Where did they go?
自分は卒業してからまだ一度も出身大学に戻っていないけれどもいろいろな人がいる。

地元に帰った人、地元とは違うけれども諸事情で?大学や県に残った人、自分みたいに県外へ出て行った人など。

3年目なので専門科を選ぶ時期。自分は病理を選択したけれど、他の人は何を選んだのかちょっと気になる。

ちょうど学年の名簿があったので名前をgoogleで検索にかけてみた(結構時間かかった)。
内科    21   
外科    7   
整形外科    6   
産婦人科    4   
小児科    4   
泌尿器科    3   
放射線科    3   
眼科    2   
救急    2   
脳神経外科    1   
病理    1   
麻酔科    1   

集まったのは半分ちょっとで55人分。意外と多かった。こんな感じ。内科は〇〇内科とつくものは全てで外科は一般・乳腺外科を入れた。他はマイナーや専門嗜好の強い科ばかり。

分からなかった原因は結婚して名前が変わった人は検索に引っかからないのと、まだ3年目で時期が早いのでホームページに名前が載らない可能性が高いこと、初期研修中に色々な科で発表をしてそれによるdistractorが多いこと、基礎系は入局すると一番下っ端で何も出来ないのでホームページに乗らない可能性が挙げられる。

ちなみに病理はもちろん自分のこと。他は内科が多いのはまあ当然として意外と整形外科が多い印象。もちろんどこへ行こうと勝手なんだけれども。

こういう統計をとってみるとちょっと面白いかもと思った。

#2 Times passes by, always.
ニセ病理医からひよっこ病理医にちょっと進化。少しずつ切り出す標本も増え(0/day →1~2/day)、それにつれて読む標本も増え(0/day → 1~2/day)なんとなく病理医らしくなったかなというところ。

しかし、圧倒的に知識量が足りないことに気づきというかまあ元からそうだったんだけど、本を読みながら知識を適宜補っている状況。

#3 ER doctor like
大学の給料じゃさすがに少ない!ということで大学病院のERの当直のバイトをしてみた(後期レジデントは自由参加)。

初めての日直で結局救急車は日勤帯二台来てまあ暇な日だったんだなぁ、もうすぐ日直終わるやって思っていた矢先に転落して刃物がお腹に刺さった人が救急搬送。

頻脈で血圧が落ちていて「お腹が張ったような感じがする」とのこと。FASTも陽性で造影CTで腹腔内出血が確定、そのまま緊急オペへ。

初めての日直で勝手がわからずオロオロしながら「先生ポンピングして!」「RCCつけかえて!」なんて言われながらはいはいとする。

ポンピングしながら「自分は一体何をしに来たのだろう???」と思うことしばしば。

救急対応って結構やっていることは単純なんだけれども(手術のことは全くわかりませんが)、お作法を要求されるととたんに弱い。

日直の時間が過ぎてHbもガンガン輸血したお陰で戻って止血コントロールもだいぶ出来た?くらいでもう勤務時間がとうの昔に終わっていたのでささっと逃げてきた。

まあいいよね。

とりあえず来週の当直にも予定入れてみたけれどもこんなんでよいのかしら…。

2011年5月20日金曜日

File Management

#1 Amount of files
ものは時間が経てば溢れていくので捨てなくてはいけない(と言いながら自分はなかなか捨てきれないのだけれども)。

パソコンのデータはちょっと違ってデータは増えていくけど、でも記憶媒体も同じくらい、いやそれよりも速い速度で増えていくのでこれまで容量が足りなくて困ったことはない。

(ファイル共有ソフトやいわゆるエロ動画なんかを使っていたらハードディスクがいくら合っても足りないかもしれないけれども、自分で書いたり作ったりしたファイルに関してはせいぜい年100MBくらいでしか増えない)

大学に入学してから今まで(約8年くらい)につくってきたファイル(ホームページから試験対策資料、変な図やPowerPointの発表用資料など)を合わせると14GB位になった。もっともこの中には人から貰ったファイルなんかもあるから正確ではないけれども、それでも生きているとこれくらい溜まっていくんだぁと感慨深くなる。

自分がパソコンを触りだしたのは大学に入ってからだけれど、もし中学生や高校生の時にすでにパソコンがあったらもっと違っていただろうなという気がする。

あんまり勉強しないかもしれないけれども。

#2 Total amount is ...
あと50年生きるとして単純に計算してみると、14/8* 50 ≒ 88GBになって意外とそんなもんなのかなという気になる。

もちろん中年はたくさん増えて後年になるごとに少しずつ減っていくだろう、ということで均せばこんな門だろうという計算。

もちろん子どもができたりしたら写真やビデオを撮ったりするだろうからもっともっと増えるだろうけれども、そういうメディアを除いたものは多分これくらいなんだろう。

#3 File management
これまではファイル自体をフォルダの階層ごとで区切って管理していた。例えば英語のフォルダは勉強→語学→英語、病理学のファイルは勉強→医学→基礎→病理のように。

昔、友達のお父さんでシステムエンジニアの人(Nobu)はプロジェクトごとにフォルダを作って管理をするって言ってた。

プロジェクトごとだといろんな種類のフォルダがごった返して見栄えが良くないからあまり好きではなかった。階層を作ったほうがなんかちゃんとしているように見えた。

そんなこんなで今まで使ってきて思ったのが
    クリックする回数が多すぎる
こと。深いフォルダは相当数ダブルクリックして到達しなくちゃいけないのでショートカットを作ったけど、今度はショートカットが乱立して一体何が何だか分からなくなってきた。

まあそれでも使えてはいたんだけど、最近時間が出来たからちょっと手を加えてみようと思ってフォルダを入れ替えてみた。

色々考えてたどり着いたのはやっぱりSEのお父さんの方法で同じ大元のフォルダに入れてかつフォルダ内に日付や内容をなるべく入れること。

一時期はやった(今はどうかな?)ファイル共有ソフトみたいに。

日付を頭に持って行くと、時間軸で整理できるし、意外とその方が見つけやすかったりする。

そうやって並び替えてみると自分のこれまでの奇跡みたいなものが出来た気がする。

まあだから何かということなんだけど。

2011年5月17日火曜日

Diagnostic skills

#1 Diagnostic skills
病理医の駆け出しは最初は消化管を切っていって次にじゃあ婦人科でも切ってみる?ということになるらしい。

消化管は構造がシンプルで上から下へ浸潤していくので分かりやすい。また割を入れたり脈管浸潤をみたりする、といった基本的なスキルが含まれているからだそうだ。

こんなことは意外と本には書いてないのねと思った。

一人前になったら悩むことはないんだろうけれども。

#2 Incorrect diagnosis
消化管については大きく外すことはなくなった。しかしその他の領域については誤診するというよりもまだ正診出来ないといった方がいいのかもしれない。

頚癌 or CINで頚管上皮ほぼ全層が異型細胞で占められていてそれが筋層に浸潤しているように見えて、でも扁平上皮癌というには異型性はなんか乏しいような気がする。でも浸潤してるしなぁ…ということでinvasive squamous cell carcinomaでどうでしょうかと提出したらこれはgrandular involvementだよと言われた。

なるほど、腺管が筋層にのめり込んだように見えるってわけか。しかも取扱規約に書いてあったし。。。

リンパ節転移も「これはリンパ節じゃないだろう…」と思って飛ばした破片に転移していたり…。

そういうincorrect diagnosisというよりかはtrial and errorを繰り返しながらしている感じ。

ちょっとは成長したかなぁ…。

#3 Work overseas
海外で働くことに少し夢を見つつ、でもめんどくさいからいいやとも思いつつ。

海外で働いている人のブログとか見るとかなりやる気すごいなぁと感心する。

英語ができている人もいれば出来ていない人もいる。まぁそこらへんは出来たほうがbetterなんだろうなという認識。

そうだ。来月TOEIC IPがあるからTOEICの勉強をせねばと思いだした。

ジャスコに買い物に行こうかな。

2011年5月7日土曜日

雑多感3

#1 48時間連続勤務
2日間連続日当直。正確に言うと48時間連続待機状態であって、ここでは文字通りほとんどが待機状態であってまあ前の職場からすると非常に割りのいいバイトということになるんだけれども。

こういう時に医師免許ってすごいなぁと改めて思う。

もちろんこれ以外のはっきりいって割に合わないコンビニバイト以下の仕事をしてきたわけで濡れ手に粟のような仕事ではない。研修は本当にしんどかった。訴訟のリスクもないことはないし。

こういう寝当直だけのバイトをしてたら月四~五回勤務で一生を優雅に暮らせるような気がするけれど、でも何十年後かにはそんな医者はいらないとか言われそうだから「割の合わない」仕事はそれでやっていく。多分みんなそんな感じ。

その割の合わない仕事でなんとか満足な収入が得られたらアルバイトを辞めるんだろう。

#2 学会
多少話が前後するけど(そもそもこのブログをリアルタイムで書くことが少なくて数日から一週間程度のタイムラグがある)、この前病理学会総会に行ってきた。

よく2chで会費集めのための会だと言っていたがなんとなく分かった。まあ個人的には初めての学会だったしよく分からないうちに剖検講習会の参加証が貰えたからよしとしているけれど。

抄録を見ていて思ったのは

学会は運動会

みんなだいたい毎年同じ部門にエントリーしていて同じようなテーマの演題を出し続けているらしい。そして全員野球みたいにほぼ全員(うちの大学は少なくとも)が演題を出している。ある人は複数エントリーしている。そして学会奨励賞みたいなのも決まる。まるで小学校か町内運動会みたい。

「先生も来年は何か演題を出すんだよ」

と言われる。「何出したらいいんですか?」と言ったらそれはこれから考えるとw玉入れかパン食い競走ぐらいなら。。。

今回は2日目、3日目に参加をしたけれど、あまりに退屈すぎて3日目はとなりのヤマダ電機蚤の市に参加してしまった。展示品を廉価販売していたみたいで期待して行った割に意外と安くなかったけれど。

#3 Study Plan
最近勉強のプランがなかなか決まらない。

何をしていいかわからなくなったときは大体勉強のプランを立てることにしている。

今はやりたい事、やらなくちゃいけないことが混乱しすぎて優先順位が付けられない。

時間が出来ればできることも増えるだろうと思っていたけど、どうやらそうでもないらしい。

少し忙しくなるのを待ったほうがいいのかもしれない。

2011年5月6日金曜日

雑多感2

#1 How to build a good relation.
人間関係は難しい。ただ、自分がこんなに悩むことはないだろうと思ってきた。

どこの世界にも人間関係というのはあり「難しい」関係というのはあるはず。

ただ、そんな人間関係にも何らかの「解」はあるはずだしこれまでもスマートな解、スマートではないけど確実に解ける解を探してきた。

ただ、今度は難しい。来てすぐにwelcomeな雰囲気がない中、言い換えれば始まりから相当なbehindな状況で逆転するのは難しい。

まあ最初からnegativeな印象を持たれるというのは大抵本人の勘違いか、以前になにかとんでもないことをしたが、誰かが吹き込んだか。関東で自分のことを詳しく知っている人なんていないし(2chにも登場していないし…)、そもそも会ったことすらないので勘違いであることを祈る。

#2 Pathology training.
今いるところは自分以外はみんなベテランだから(これくらいの情報で勘の良い人ならorientationはつくかも)、身近な目標というのがない。

自分がほしいのは目標というよりも「今はこれくらいの出来でいいんだよね」という安心、保証。

今できること。消化管の大まかな診断(あくまで大まかな)。乳腺のそれとなくの診断(乳腺は本当に難しい。癌のようだけれども癌でないみたいな変な疾患が多く絵合わせだけしてても話にならない)。

出来ないこと。それ以外ほぼ全部。

でも1ヶ月前に粘膜の構造すら知らなかった時と比べたらだいぶ進歩。でも今の自分の感覚からするとまだ努力する余地がある。まだまだ勉強量も足りないし、もっとできるはず。

#3 Night work
結局当直は整形外科関連しかないということに気づいた。

まあ仕方ない。整形外科の病院だもんなぁ。バックアップがあるからやっているようなもんだけど、なかったら怖い。。。

本当は内科当直がしたかったんだけど、、、仕方ないかぁ。

2011年5月5日木曜日

雑多感

#1 There is sometimes what you can't understand.
今現在当直中。いつものLet's note W7ではなく出張用のR8モデル。

今は新しいモデルも出ているけれども個人的にはこれで十分、というか十分すぎるくらい。

今のパソコンは処理がなるべく早くというふうに動いているけれど(もっと言うと同じ作動時間で性能がアップとか)、個人的には処理速度は二世代前くらいでいい、でもバッテリーの持ちは倍くらいあれば何も申し分ないといったところ。

まあ現実解がW7とR8くらいかな。本当はもう一世代前のが欲しかったけど、そっちのほうが値段がちょっと高いという変な話。

#2 Work is sometimes difficult to understand.
仕事だけじゃないかもしれないけれど、しばらく当直から離れていると、たまに縫合すると懐かしく思う。でもずっとしていると嫌になる。

よくある「エビフライがすきだから毎日食べていたら嫌いになった」話と一緒で難しい。

#3 Kanto is good, Kanto is bad.
関東と一括りにするのはあまり賢いことではないということは分かっているが、同期の先生がしきりに関東と関西を分けてくる(いわゆる「関東」の人は西をまとめたがるのだろうか)。

「先生はほら、西の人だから」

こういう時に西というのは関西を指していて、実際に西にいる人の中では関西人と九州人と広島人とは全く別物で例えて言うならコインもドアノブも丸いから同類だよねというくらいに無謀。

そういう風に言われるとcounterpartとして「関東の人は」と言いたくなってくる。

という前置きをして関東の人はというと

「冷たい」

例えば大学院に入るためには研究計画書を書かなくてはいけないが、

「口を開けていれば上司が書いてくれるなんてそれは昔の話か関西の話でここでは自分で書いてそれを見てもらわないだめだよ」

と言われる。そんな、、、何も知らないのに計画書を書けなんて。。。でもそれが関東では当然だと言われると返す言葉がない。

いろいろ考えた結果、あまり考えずに流れに任せたほうが良いだろうという結論になった。考えてもすぐには解決しないと分かりきっていることに時間をかけるのはあまり賢いことではない。「冷たい」なりにやり方というのはあるはずだ。