2010年12月27日月曜日

雑多感

#The end of this year
あっという間に年末になってしまった。あっという間にというのは多分普段どおりの仕事を毎日しているとそう思うんだろう。

学生の頃は日常の生活に変化があったからゆっくり感じただけで、変化のないroutine workの日々はやっぱり短く感じる。

この一年を振り返ってみて進歩したことといえば、subclavian veinからのCentral venous catheterがちゃんと入るようになったことくらいか。もっとやるべき事は沢山あるしやりたい事も沢山あるけどなかなか手がまわらないのが実情。

#Planning is important.
どこかで書いたかもしれないけれども、高校受験の英文法の問題集の一ページ目に「計画は常に修正される必要がある」ということが書いてあった。

今では版が変わって「計画なくして勝利なし」に変わってしまって、もっと今では絶版になってしまった非常に惜しい本なのだけれども。

仕事をする上でも勉強をする上でもvisionを明確にすることは非常に重要で明確なvisionがなければ話にならない。

例えばお腹が痛い人が来たときに一番の目的は痛みをまず取ることで、その過程で様々な検索がなされる。痛みが強ければまずはペンタゾシンを静注してから原因の検索を行う。ただ原因はなんだろうと立ち止まって考えている間にもずっと患者さんは痛みに悶えていることになる。

もちろん今のは極端な例。

#Note PC
先日手術中にとある先生が持っていたiPadを見て自分も欲しくなった。

なんとなく欲しいというのは実際に買ってみてもこういうふうに使おうというvisionが見えてこないのでなかなか手を出せないということと同値。

結局iPadは今のところ断念して今持っているLet's note R8, W7をうまく使った方がいいんじゃないかという結論に落ち着いた。

2010年12月19日日曜日

はったり

#1 Job interview

院長、病理診断部の部長、事務方の偉い人二人の4人との面接。

絶対に落ちないと分かっている面接なので*全くプレッシャーはなかったが、相当はったりをかましてやったw

*注:後期研修の面接は(大学病院の場合特に)大学院と一緒で事前に担当部の責任者と面談を行う・連絡をとることが普通で面接を受けるということは「お願いします」と言っているに等しく、それを受理すると言うことは「どうぞ」と言っていることに等しい。あくまで表向きの面接。

 「あなたは志望欄に第一希望に病理部、第二第三希望に臨床検査医学と集中治療部を書かれていますが、患者さんに対して対応するのに何か問題でもありますか?」

と事務方の人。むむ、圧迫面接か?と思いつつ、ここぞとばかりに(おだやかに)反論。
 「病理部は現在のところは患者さんと接点は殆どないと言っていいと思いますが、病理部にはさまざまな科の臨床医がコンサルトをしにやってきて、一緒に治療方針を考えます。そういう意味では人とコミュニケーションを取らなくていい訳では決してなく、むしろ積極的にコミュニケーションを取る必要があると考えています。またこれからいくつかで始まっている取り組みですが病理外来というものがあります。これは例えば癌と診断された患者さんに対してどういう癌なのか、どういう治療法があってどういう予後になるのかを説明するsecond opinionのようなものです。昨今の医療ミスの報道を鑑みてもこれからこのような病理外来がどのような形でするかはさておき必ず出てくると考えています。その点をとってみても病理医には積極的なコミュニケーション能力を求められる科だと思っています。」
 と自分でもちょっとびっくりなハッタリをかましてしまった。 臨床検査医学とと集中治療についても語ってやろうかと思っていたが、向こうが「もういいよみたいな」テンションで来たので、これくらい。

まぁなんで病理なんですか?といわれて「夜間呼び出しないし、患者さんとも話しなくて済むし」っていうのは実際かなりあるけどね。

なんだかんだ言ったって内科の先生よりも患者さんに対して話をすることは少ないもんね。

それに今のresourcesですべての患者さんに説明することは不可能だし、実際どうなるかは分からんけど多分金持ちか潜在的に医療訴訟のリスクのある人に対してすることになるだろう。もしくは例えば疾患に関するパンフレットやビデオを作成して配るとかそういうふうになると思われる。

 #2 New trial
ついでに丸善、ジュンク堂によって本を物色してきた。

やっぱり丸の内丸善すごいわ。医学洋書コーナーが普通に完備されていて(まぁ種類はamazonに比べたら少ないけど)結構多い。多分前より多くなっている気がする。

ついでにコンピュータの本も物色。

いろいろ考えているうちに出た結論:一年に一つの資格をとろう。

とりあえずデータベースから頑張ってみる。

2010年12月12日日曜日

Congratulations on getting married.

#1 Wedding ceremony eve.
久しぶりに結婚式に出席するために新幹線で実家へ戻る。ちょっと余裕があったので家から大学までの町並みを歩いてみた。大学周辺、よく行ったデパート(9階の本屋さん)、バスセンター、他。懐かしいなぁというよりも昨日まで普通にかよっていたかのような印象になった。

なんか明日からまた住んでも何ら違和感がないくらいだった。

#2 Ceremony
毎回出席するたびに思うけど、本当にみんな手が込んでいる。あの忙しいなかよくここまで出来るなぁと感心する。ああいうのを見ると、二人は本当に愛されているんだなぁと感じる。果たして自分がこの状況に立ったときにそこまでしてくれるかなぁ。。。

もちろん結婚する二人を見に来るんだけど、友人の余興を楽しみに行っているのも少しはある。

おめでとう。末永くお幸せに。

#3 Marital status of other people
今回の結婚式では実はいろんな人が結婚していたことが判明。えっあの人も??という感じ。結婚するエネルギーが凄いなぁと思う。

今回の出席者がほとんど男だったというのもあるためで、後は女の子たちはどうしているのかな?とも思う。多分male < femaleで難しいと思われる。

#4 Carrier path of other people
他の収穫といえば他の同級生たちが何かを志望しているか。順不同に書き出してみると
・心臓血管外科
・救急
・救急→内科
・内科
・心臓血管外科
・循環器内科
・消化器内科

後は忘れた。だいたい内科・外科・救急というキーワードで説明がつく。病理診断科はいなかった。

みんな医者っぽくないけど、多分病院では医者らしくしているんだろう。

#5 Treatment discussion
これも他の人達との比較になるんだけど、例えば不穏の人がいたときどう治療する?なんて話になる。

ある病院の人はホリゾン(セルシン)を使う、アタラックスPを使うなど、微妙に病院ごと(個人ごと?)に違う。

でも林先生のあの救急の本はみんな読んでいて変な知識は共有出来ている(喘息にマグネシウムなど…w)。

心不全っぽい人が来たときにJVDなんて見ないなぁ、III音まであんまり確認しないなぁ(だいたいエコーと胸写オーダーして採血でBNP出しときゃわかるし)なんて反省する。

2010年12月6日月曜日

Recent topics.

2011年から関東のとある大学でDiagnostic pathologyのtrainingをすることになりました。

臨床に対する未練は若干あるけど、徐々に聴診器を持たない、点滴をしない生活に突入の予定。

そんななか麻酔科研修中。ゆううつ。

以下最近の自分のトピックを順不同に列挙。

My recent topics
#1 Quality control: Statistical analysis
なかなか事例に当たらないのでskill upしにくいけれどもこういう考え方が必要だと気づいた。1年間くらいちゃんと勉強しに行きたい。多分将来役に立つと思われる。

#2 Outline editor
階層付きメモ帳というものでこれまでの自分の貯めてきた資料を集約化できる優れもの(フリーソフトもある:Nami2000, Story Editorなど)。ただ、絵を入れられないモノが多い、TeXの利用を前提としたときに若干使いにくさを感じるので、この先何十年と使い続けるようであれば自分でソフトを作ることも検討。いろいろ資料を作ってはいるけどまとめられないという人には結構おすすめ。今学生時代に作った試験対策資料や研修中にもらった資料(主にテキストベース)をそのソフトに入れて持ち歩く。Windows PCがあればどこでも開けるので便利(Macでは開けないというのがダメでそれも含めて新しいソフトを作りたいなという動機になっている)

文献管理のソフトとしてはEndnoteなどがあるみたいだけど、まだ今の自分には必要性を感じないな。

#3 Weight gain
太った。なので若干dietary intakeをlimit

#4 Consultation for Presentation
今度院内研究発表会があってなぜか院内でのPowerPointのコンサルテーションを受けることが多い。最近の自分の流行はeffectは極力使わず、図もシンプルに。レイアウトデザインの本も買って読んでみたけど、なかなかあそこまではたどり着かない。二つの部署からのコンサルトがあって、ひとつは結構頑張ったんだけど、予選落ち、もうひとつはなんと優勝して(関連病院間での)本戦に出場決定。まぁ賞金でないからあんまり関係ないけど。

#5 Rehabilitation clinic interview research
外来リハビリで事前に診察が必須になったため研修医がコマのように使われている現状(調子はどうですか?→はい、頑張ってきてくださいの連続)。どうせやるんならとリハビリスタッフの人に問診票にpain scaleやADL scaleなどを記入してもらって経時的なpain controlなどの経過を見れば面白い研究材料になるのではと今作成中。まあ今比較的暇だから出来ることなんだけど。いろいろ働きかけてみたけど、当のリハビリスタッフがやる気が無いのでもうやめた。

#6 Work schedule software
とある検査科の人が勤務表を作るのが大変と言っていたので、そんなに大変なのかと見ていたらたしかに大変そう。でもみんな困っているんならそれを解決するソフトはあるはずだと調べたらなかなかない。もっと調べると100%希望通りになる解は一般的には見つけられないらしい。となると、ある制約下でのベストな解を求めることになるけど、今の自分の実力ではちょっと無理そう。というわけで#1がある程度進めばまた考えることにする。

#7 From Analogue to Digital
というわけでエコポイントの流行に乗って地デジ対応液晶テレビに乗り換え。これまでほとんどテレビを見なかったのでDVD/BD recorderはいらないかと思われテレビだけにしたが、いざ乗り換えてみると年末の特番見たいなぁなんて思うようになってきてレコーダーを買おうか悩み中。