2012年2月19日日曜日

New Dimension

#1 People are moving, always.
人事異動で人がどんどんいなくなっていく。

ホントどうなるの?という感じもするけど、どうやら現在の状況では自分に直接的な負担増はなさそう(剖検当番のheavy rotationとかあることはあるんだけど、それは今の自分にとってはむしろ必要なことで歓迎とまでは言わないまでも許容出来る範囲)。

でも人が流れるというのは健全といえば健全なのかもしれない。血栓形成に関するVirchowの三徴は

  • 血管内皮障害
  • 血流停滞
  • 凝固亢進

と言われている。これを置き換えると、部屋が汚い、人の異動がない、人が不必要に多いときにtrouble(血栓形成?)が起こる、というふうに言えるかもしれない。

役所の人事異動が頻繁なのは「川の流れがよどむと癒着ができやすいから」とどこかで読んだことがある。

ちなみに逆に出血に対しては人は結構耐性があるみたいで血小板は1~2万くらいまでならminor traumaなら耐えられる(大手術は無理だけど)。となると、多少人が減ったくらいでは多分recoverできるのだろう。

#2 Microsection
昨日薄切をやってみた。学生の頃に一度やったことあるんだけど、また。

意外と難しかった。脳は切り出しがすごく難しい。消化管はまずまずできそう。

どこまでやるかはまだ考えていないけど、ある程度なれるまでやってみたいとは思う。

その時に技師さんと話をしてて、正常組織アトラスと正常組織のスライド、後色々な組織を作ってみたいね、という話になった。コンビーフのスライドを作ったら糸球体とかいろいろな臓器があったとかで、食べ物とか組織標本を作ってみたら面白いかもと。

想定しているのはnormal control, normal variantの類。他にも縫合糸やコンタミなど想定されるものを作っておけば、疑わしい時の比較写真になる。

多分そういうのは誰かが作っているんだろうけど、やっぱり自分たちでも作っていみたい。

#3 Lecture memo
看護学校で講義をすることになってそれで資料を作成中。

頭の中ではこうしよう、ああしようというイメージはいろいろあるけど、実際パソコンを目の前にすると、すごくベタなことしかできなくて若干しょげる。

とりあえずやらないと先へ進めないのでベタでも教科書丸写しでもいいから書いているところ。そこからアレンジをすればいいのだろう。

2012年2月5日日曜日

Managing books.

#1 Scanner and OCR
いわゆる本の自炊生活の話。どっかでしたかもしれないししてないかもしれない。

前の病院の上司から安く譲ってもらったScansnap S1300が意外と使い勝手がよく、どうしようもない書類なんかをスキャンしている。

まぁ実際はそれすらめんどくさいんだけど。

ただ、書類がどんどん溜まっていく一方なのでどっかでいるだろうけど、紙である必要がないものについては(ページ数が少ないものは優先して)PDFベースにしている。

ところが、Scansnapの付属のOCRは結構貧弱で誤認識が多い。

できた書類の実際の使い方はPDFを開く→検索をかける→該当する箇所を読む、という流れなのでキーワードくらいはきちんと認識して欲しい、という程度。

というわけで読取革命を買ってみた。

感想:まぁまぁよい。ただ、オートでレイアウトを選択にすると枠がずれる(まだ使い始めて間も無いので改善する方法があるのだろう、多分)。

#2 What book is best for PDF?
さすがに外科病理学とかAckerman Surgical Pathologyを電子化しようとは思わない(Ackermanはonlineアクセスがあるけど)。

でも漫画や文庫本など比較的小さい本ならいいかもと思った。ほとんどがパソコンやiPad(or equivalent)で読むのでその画面より大きい本は拡大、縮小を繰り返さないといけないので読みにくい。

ただ、あくまで読み通す前提での話で、調べるためだったらあまり関係ないのもしれないけど。

#3 Data is like entropy
まあデータというのはエントロピーと一緒で?捨てなけりゃ常に増大する。

このブログのどこかで書いたかもしれない、大学卒業時に数十GB(取り込んだファイルを除けば数GB)だとして、今は軽く数百GBになっている。Virtual slidesを取り込みだしてから幾何的に増え続けている(あれどうしようかとちょっと考え中)。

このまま行くと多分死ぬまでには数百TB?位になるだろう。でもそれも1枚の(多分次世代)ディスクで記録できるのだろう。

となると、遺骨を残しておくよりもその人の活動記録(生まれた時から葬式まで)が全部入ったディスク1枚を残しておいてもし回顧することがあれば面白い。「ほら、おじいちゃんの若いころよ」なんて。

でも変な画像があったら「見なかったことに」とか言って捨てられるかも。