#1 ちょっと早い総括
ちょっと早いけど1年半の総括をしてみる。
この病院に就職する前のblogのentryを見てみると
common diseaseを診れるようにするという記載があった(めんどくさいからこれ以外はあまり見つけていないけれども)。
今になって考えるとcommon diseaseという言葉自体が陳腐な気がする。
患者さんは診断名を首にぶら下げてくるわけじゃないからある程度診察や検査をした後に診断をつける。
しかし実際診断がその場ではつかないことも多くて例えば「原因不明の腹痛」をよくあるからといってcommon diseaseというのははっきり言って無理がある。
common symptomに対して対応する、といえばいくらかましにはなるのかもしれないけど、それでも自分の中にはcommon = easyという印象があって最近ではあまり好んで使うことはない。
今から考えると多分最初の2年間の目標というのは
とりあえず患者を殺さずに一晩を越させると言う方がふさわしいと思った。
もちろん自分の診断・治療によって患者さんの状態が良くなることは多いし、「殺さずに一晩を越させる」ほど重症な人は自分ひとりじゃなくて他の誰かと一緒に見ることが多い。
だからそこまで戦々恐々とすることは少ないのだけれども最大公約数的な表現をすると多分こうなる。
#2 Let's go to a new place.
とりあえず今日の面談で今の病院の院長に今年度中で辞めて病理へ進むことを話した。
もともと入る前から「病理に行きます」と言っていたので別に嘘をついたわけじゃないし、やましいことをしていたわけじゃなかったけど、やっぱり残らないと言うのが若干申し訳ないような感じがする。
残れ!とは言われないが、残ると言うとすごく喜ぶ、そんな人「いや、良い決断をした」と褒めてくれた。
もちろん怒られるとは思わなかったけど、残念だと言われるかなとは思っていた。
こうやって温かく送ってくれるのはありがたい。
またいつか臨床がやりたくなれば戻ってくればいいただ臨床と両立するのはどちらも中途半端になるから止めた方がいいとのこと。
さて、履歴書でも書くか。
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