#1 Some leave, some come.
人事異動の時期。残る側も辞める側も大変。新規に就職する側も心配でいっぱいかもしれない。
こっちは一応残る側。直接的なしわ寄せはないけれど、でも間接的にはやっぱり来る。あれ?なんか戻ってくる標本のペースが最近早いなぁ…。
#2 Best textbooks in medical practice assuming general medicine
1年経って総合診療をする上で必要な本というのが見えてきた気がする。前に書いたことhttp://hirokickman.blogspot.jp/2011/01/textbook-for-residents.htmlとほとんど同じ内容だけどfocusの当て方が若干異なっていると思う。
1. 今日の治療指針
結局はこれが一番。「今日の治療指針だけじゃダメだよ」とかわからない場合はどうするの?とか言われそうだけど、それは今日の治療指針の完成度の高さからかえってあらが目立つだけだと思う。
ほぼすべての疾患について現時点での最善の治療が載っていること、毎年改定され、多くの人にレビューされておりある程度の質が担保されていること、最も重要かもしれないけどレイアウトが見やすくて探しやすいこと。
2. 内科レジデントマニュアル or 内科レジデント実践マニュアル or レジデント初期研修様資料内科ヒントブック
いわゆる内科レジデントマニュアル系の本。いずれか1点はあった方が良いと思う。これが全てというよりもこれくらいは…という意味で。必要十分とまではいわないけれど、これが完璧に頭に入って実践できていれば(内科系にかんしては)相当できると思う。
3. カラー写真でみる!骨折・脱臼・捻挫―画像診断の進め方と整復・固定のコツ
外傷系にはこれ。自分がするのはシーネ固定とまぁ肩の脱臼くらい(骨折してそうな時はそれでもやらない)。でもどんな治療法があってどういう時に送らないといけないかとかは知っておく必要がある。
4. 夏井先生の外傷・熱傷マニュアル
それぞれで2冊の本。外傷・熱傷系の治療は従来の古い本でやるよりもこの本でやった方が確実でキレイ。
5. マイナーエマージェンシー
外来、救急はどんな人が来るかはわからん。重症になればなるほどやること(できること)は限られてくるけど、軽症になればなるほど症状は多彩でちょっとしたテクニックが必要になることがある。そんな時の一冊。
6. 自分のオリジナルマニュアル
1~5を参考にしつつ自分の経験を踏まえて書いたもの。例えば肺炎で入院したおじいちゃんに抗生剤はロセフィンを使おう。じゃあその他の点滴は何をどれくらいいけばいいの?という疑問に対して普通のマニュアルには答えが書いてない。そういうニッチ的なものを中心に書いたもの。
1を貴重にしつつ2で内科系の補強を。外傷系は3~5で何とかなる。後は画像診断系で一冊ほしいけど、画像診断(心電図を含む)は経験値によるところが少なからずありアンチョコ本が活躍しにくいと思うのとあまりいい本を知らない。
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