#1 Study more.
自分は第一線の臨床から離れた立場にいるけれど、たまに当直や外来をする。
そんな時には患者さんに迷惑がかからないように勉強はする。最近は口を開けていても勝手に向こうから色々教えてくれる素材があるので便利(といっても実際に自分で勉強しないと何も身につかないけれど)。
プラザキサとか(最近消化管出血で微妙になったけれど)、ジャヌビアとか自分が研修医だった頃には殆ど使われて来なかった薬がかなりシェアを占めている。使用経験がほとんどないから分からないけれど、少なくともこの2種については「コントロールが簡単」(PT-INRを追いかけなくて良い、低血糖の心配がほとんどない)なので実際自分でもいずれは出すとは思う。
こういう知識面のスキルアップというのは自学自習でもなんとかなるけれど、手技面のスキルアップは結構難しい。
前はかなり腰麻をしていたけれど、今はまずしないし、採血すらここ4ヶ月でしたのは1回だけ。この間は血ガスも4ヶ月ぶりに取った。
それでも採血なんかは手が覚えているみたいで(取りやすい血管だったというのもあるけれど)、全然問題なかった。
縫合はたまにやる。以前は誰かに見てもらいながらやってでなんとなくでやっていたのに今では基本的に自分の責任になるからその都度必死に予習して処置が終わった後に「本当にこれでよかったのだろうか??」と復習する。そんなことをしているから1つ1つの症例が非常に印象的でたぶん少しずつ上達してきている気がする(前に比べて結構縫合の時間が短くなったし)。
ただ、ブロック麻酔とかある程度専門的(合併症も含めた管理)な処置はできないので必然的に他に送るしもちろん教えてもらうこともない(基本的に当直なので、呼べば誰か来てくれるバックアップはしっかりしているんだけど)。
だんだん明後日の方向に進んでいっているけれど、結論はというとたまたま院長が通りがかってブロック麻酔のやり方を教えてくれた、というだけでちょっと嬉しかったということ(院長が来なかったらその患者さんは受けていないので問題はないのだけれども)。病理の人に麻酔の手技を教えようなんて、普通はしないから。
#2 Look back.
上手くいかないとき自分はどうしていただろうか。
ブログを書いていていいなと思うのは過去の自分に振り返られること。
今こうしてなんでもない事を書きながら2009年4月~5月のエントリー、ちょうど研修医を始めて間もないころのを読んでいる。
思い返してみればあの頃は採血も出来なかったし(当然だけど)、針を刺したら逆血がひどくて毎回流血事件を起こす日々。同期の先生と練習しあってなんでだろう?とか言いながら大量に血液を垂れ流したような(結局押さえるところが針に近すぎた、というだけだった)。
やっぱり新しい環境に馴染めなくて若干うつ気味になったりしてたみたい。まあそんなもんだろう。
今ブログに書いているようなことも数年経てば「あの頃は若かったなぁ」ということになるのだろう。
と回想にふけっていても明日はやってくる、か。
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