2011年7月15日金曜日

Literature Management

#1 Endnoteの必要性1
結論から言うとEndnoteは持っていないし買うことは多分無いと思う(思っていた)。

学生の頃は試験対策プリントを作ってみんなに配ったり、ホームページを作ったり、家庭教師用のプリントを作ったりと色々と書類を作ってきた。

大学を卒業する頃にダウンロードしたファイルや自分で作ったファイルがゴチャマゼになってしまい(もちろん自分で作ったから区別はちゃんと付く)、なんか整然としないなぁという気になった。

研修医になってからは分からないことがあると教科書を読んで、場合によってはpubmedなんかで調べて答えを探していた。

なるほど!という論文はダウンロードして保存していた。

そんなに分からないことなんてなかったから(何が分からないのかも分からないという状態だったので)分野ごとのフォルダに整理するくらいで十分だった。

でも病理を始めて、しかも大学院に入るに当たってだんだん読む→書くという作業が必要になってきそうと気づいた。

そして分野ごとのフォルダもなんかだんだん増えてくる。あまりきれいではない。

#2 Endnoteの必要性2
テキストファイルに関してはアウトラインエディタ(現在はNanaTreeを使用中)でだいぶすっきりした。画像やppt/doc/xls/pdfなどのファイルが統合できないことと、これまでの足跡が時系列になっていない(アウトラインエディタはあくまで階層を規定するだけでそこに時系列を導入しようとすると非常にややこしくなる)という問題が出てきた。

それは大学の同級生のお父さん(元SE, 現在ソフトウェアアーキテクト??)がプロジェクトごとにフォルダを作っていると言っていたのを思い出して、時系列を入れたプロジェクトを作ってみた。
(そのプロジェクトが終わったら過去のプロジェクトのフォルダに放り込む、みたいな)

そしてその結果をアウトラインエディタのファイルに統合する。

これで自分の足跡がおおかた網羅されるんじゃないかと思う。

ただ、その代わりアウトラインエディタのファイルがどんどん大きくなって開くのに少し時間がかかるようになった。これはちょっと課題。

#3 Endnoteの必要性3
やっとここで出てくるのだが、これまでは自分で作ったファイルがほとんどだった(つくると言っても教科書のまとめだったりするが一応自分で入力する、という意味)。

しかしこれからは他人のものを引用しなくてはいけない。もっというと他人のものと自分のものを厳密に区別できなければならない。もっともっというとその他人のものの出典(いつどこでだれが書いたものなのか)がはっきりしていなければならない。

ついでに自分の作った物(試験対策のものであれ)もいつどこでどういう目的で作ったのか分かればよりよい。

ただ、文献管理ソフトは、そもそも論文というのはかなり厳密なものなのでそのソフトもかなり厳密。結構ラフに最初は考えていてそれでフリーの文献管理ソフトを使おうとして難しくてやめた。

でも院生の先生がEndnoteを格好良く使っているのをみて悔しいというより「あっ、そういうふうに使えばいいんだ」というvisionが見えてそれで触ってみようという気になった。

Endnoteは相当高いしどれだけ使うか不明なのでref2000というフリーソフト(以前使おうとして断念したもの)を使ってみた。

操作は若干特殊だけれども、ちゃんとマニュアルを読めば動くし、どんなファイルでもリンクが出来るのが秀逸。pubmedのmedlineデータを読み込むこともできるから自分で入力する必要がない(ということはスペルミスをする可能性がなくなる)

使い方によっては文献検索だけではなくプロジェクト管理にも使えるんじゃないかという気がしてきた。

0 件のコメント: